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「光」レビュー☆

2017年04月27日 23:04

「光」レビュー☆

永瀬正敏主演他。単調な日々を送っていた美佐子(水崎綾女)は、視覚障碍者向けの「映画の音声ガイド」の仕事をきっかけに、弱視カメラマン・雅哉(永瀬正敏)と出逢う。視力を奪われてゆく雅也の葛藤を見つめながら、美佐子の中で何かが変わりはじめる―。監督:河瀬直美×主演:永瀬正敏が挑む、“失うことで思わぬ明日を見つけられる”と気付かせてくれる珠玉のラブストーリー

7/10点!!完成披露試写会に行ってきました。河瀬監督の作品は、ゆったりした時の流れと自然光で眠気に襲われることが多いのですが、本作は主人公の雅哉と美佐子のどちらもが勝ち気で必死に生きている二人だったので、初めから結構激しめな感情の応酬があるおかげで、かなり観やすくなっていました。河瀬作品に水崎綾女?と観る前は不安がありましたが、良い意味で玄人世界に迷い込んだアリスのようで、真っ直ぐで伸びしろのある演技を披露しており、時にコミカルな可愛らしさもあり、彼女の存在が物語を動かし、意外にもかなり助けていました(*^¬^*) 初めに雅哉と美佐子がやり合うシーンで、美佐子が雅哉の言葉にカッチーンときたのが、わかりやす過ぎて可笑しかったです(^^) 河瀬監督は、「音声ガイド」という仕事をいかに観客を離れさせずに理解してもらうか?という点に苦労したと話していましたが、作品を通して一本の映画を完成させる作りにしていたので、その点もクリアーで分かりやすく伝わったと思います。でも、樹木さんの声でガイドはどうなのだろう?雰囲気は出るけれど、かなり集中しないと聞きづらいんじゃないかな?(^_^;)ラブストーリーとしても、様々なしがらみを抱えながらも、徐々に互いの存在が大きくなっていく過程が、Aメロ、サビ、Bメロといった具合に盛り上がり、きちんと音楽が完成されていて、良かったです(*^¬^*) 美佐子が雅哉にいなくなった父を重ねるノスタルジーさも、個人的な思い出と重なり、響きました。わかりにくかったのは、神崎美鈴の役柄。美佐子の上司で音声ガイドの仕事もしていて、女優もしている?一体どういう立場の人間なのか、最後までわからなかったです(>_<) 河瀬監督は、これまではそこに生きる人々を産み出し、映すという手法でしたが、今回は伝えたい要素がいくつも込められており、きちんと伝わるように分かりやすく描かれているので、これまで河瀬作品を敬遠していた方にもお薦めしやすい作品に仕上がっていると思います。2017年公開。

映画の音声ガイドアイマスクをして、特報を観るという体験をしました。初音ミクの声みたいに無機質で速くて、全然観たくならなかったので、こんななの?却って邪魔にならない?と思ってしまいましたが、作中の水崎さんと樹木さんのガイドはちゃんと人のぬくもりがあり、ホッとしました。一作品に物凄く時間がかかる仕事だから難しいのはわかりましたが、日本語吹替のようにプロの方たちが作品に合わせた幅広いガイドが出来るようになったらいいなと、勝手に思いました。

今日は河瀬さんだからか内容なのか、盲導犬を連れた方や杖をついているご高齢の方が結構いました。それには今日の会場、新宿明治安田生命ホールは不向きで、階段がとても細くて急だし、ドアは女性が片手で支えられないほど重たいのが会場に入るのに二枚もある。なので、無理そうな方の代わりにドアを支えて、ドアマン状態になりました(>_<)アイマスク演出考えるなら、会場考えるか、スタッフ配置するか、作品から考えられなかったのかなと、思ってしまいました。

このデジログへのコメント

  • はらぺこ 2017年04月27日 23:33

    ログ読ませて頂いて、、、観たくなっちゃった(^^
    後、3点足らないのは、、今後の期待かな(^O^

    いつもありがとう(*^^*

  • ユリ 2017年04月28日 02:55

    > はらぺこさん
    はらぺこさんは河瀬さんの作品寝ないで観れる方ですか?私はいつも寝ちゃってあとで泣きながらDVDを観るっていう。でもこれは全然眠たくならなかったです。でも集中はやはり必要でした。

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