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「だれかの木琴」レビュー☆

2017年04月12日 01:10

「だれかの木琴」レビュー☆

常盤貴子主演。池松壮亮出演他。私の心にその指が、触れた。親海小夜子(常盤貴子)は、警備機器会社勤務の優しい夫の光太郎(勝村政信)と、可愛い中学生の娘かんな(木村美言)と3人暮らし。念願の一軒家に引っ越した小夜子は、近くで見つけた美容院山田海斗(池松壮亮)と名乗る若い美容師に髪を切ってもらう。「「本日はご来店、ありがとうございました。」その日のうちに海斗からのお礼のメールが届き、小夜子は「今後ともよろしくお願いします」となにげなく返信するが、なにかが小夜子の中でざわめいたのだった。この<名前のない想い>を何と呼ぶ?好奇心衝動、執着、恋、それとも欲望?閉塞した現代社会孤独を癒すためにSNSに逃げ込む私たちと、癒す術を持たずに美容師の男にのめり込む主婦、そんな女の飢餓感を見つめる男の<想い>が重なり合っていく。やがて家族や周囲を巻き込み、2人の関係がたどり着いた思わぬ結末とは─?暴走していく<執着>は一線を越えていく心の隙間に入ってきた美容師に、どうしようもなく心が囚われていく―求め合い、ねじれてゆく男と女サスペンス

3/10点!!原作読んでます。原作はそれぞれの登場人物の心理描写がしっかり描かれているので面白いのですが、本作は小夜子の心理描写が描かれなさすぎるので、唐突なエロスと不気味さだけが際立っていました。常盤さんって不気味な演技が出来る女優さんだったんですね。それより、海斗の一人暮らし若者特有の無根拠な「俺は大丈夫。」という危機感の無さが際立っていました。海斗の心掛けは素敵ですが、それじゃ刺されちゃうよ?と思いながら観てました(^^;)小夜子の心が傷付いていく様はもう少し強調して欲しかったです。多分、男性の方は「??」な感じで終わってしまうと思うので。でも、親海家みたいな夫婦は嫌だなぁ。表面だけ上手くいくことが大事で、傷ついている片鱗も無かったことにされて。それぞれが自分は正しいって思ってて。海斗の「知らず知らずのうちに俺は居るだけで人を傷つける人間になってしまったのか?」と自問出来るところに小夜子は惹かれたのかも知れませんね。若者の危機感の無さと家族の有り様の難しさと描いているのですが、すごく伝わりにくい作品でした。2016年公開。

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