愛とはそういうもの

ストレスで立ち上がるのも
フラフラするので
布団の中でネットばっかり見てます。

ふと気になって
教習所に通ってた時に
読んでたハンターハンターの
キメラアント編の最後が気になり
ネットで検索してました。

キメラアント編は主人公のゴン、キルアよりも
むしろ敵であるキメラの王メルヘムと
ひょんなことから王の遊び相手として
連れて来られたコムギという盲目の棋士少女の
掛け合いのほうが非常に印象に残ったのです。

詳しいことはwikiなり
単行本買うなりして確認して欲しいが
H×Hは本来はダークファンタジーで
このメルヘムという少年も
人や仲間も平気で食べるし
首チョンぱ、腕チョンぱ、子女虐殺と
そういうシーンが多いんです。
でも大概、女の子キャラって
今のはやりだと、ボインで黒髪で
おメメきららんな感じが多いのですが
コムギという少女は眉毛太くて鼻水垂れてて
田舎弁で喋ってツンデレでもないんだけど
昔の少女漫画に出てきた天然おっちょこちょい
のキャラという感じ。そこがでも可愛いのですよ。

メルヘムは見かけが人でなく
言ったら化け物で人間は恐れおののき
逃げるのだが、コムギは盲目だから
彼の姿が見えないしどんな残虐行為を
しているかも知らない。
2人をつないでいたのは
軍棋というボードゲームのみ。
何度戦ってもメルエムは最後まで彼女に
勝てなかった。でも最後は彼女が
編み出した戦法を破った。

2人は最後に手をつないで
一緒に死んで行くんだけれど
その会話が9ページの
黒のベタ塗り背景に
セリフがポツポツと書いてあるだけ。
でもこの9ページが泣かせるのである。

綺麗だとか可愛いだとか
見かけだけじゃなくて
種を超えて心が通じるこの
交流こそ真の愛だろうなと思う。
一緒にいられるだけで幸せなんて
素敵じゃないかー