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パエリアでもなく、パエリヤでもなく、

2012年06月11日 22:33

パエリアでもなく、パエリヤでもなく、

本場では、パエジャと発音する。



今回はスペイン料理屋さんのお話

片側1車線で歩道の狭い道路沿いにそのお店はあります

(しかもそこそこ交通量があるから自転車だと怖い)

古民家の並びに1軒だけヨーロッパ風の建物がある

ややきつめの坂を上がり自転車適当に止め

店先のランチメニューをみつめる



……少々高い。

何を食べても1000円越えそうだ。

だがせっかくなのでお邪魔しよう



店に入るの50代くらいの男性がにこやかに迎えてくれる

窓から見える景色がまるで森の中にいるような素敵な景色の中

私は席につき、ランチメニューを頂きにらめっこ

この中で[スペインっぽい]&[出来るだけ安価]なのは……うん

ムール貝を使ったパスタのセットが良いかな。

ムール貝……じゅるり。



てなわけですいませーん

[お決まりになりましたか?]

はい。色々あって迷ってるんですけど……

[そうですか、ウチの店は……]






~3分後~






[トマトって、日本のとはまた品種が違うんですよ]

そうですよね。日本のはよくサラダとか生で食べる事が多いですものね

[そうなんです。向こうのは煮込みで……]






~5分後~






じゃあそのトマトソースを使ったコレで。

[ハイ、かしこまりました。]






あれ

ムール貝どっか行ってもた

まぁえぇか






てなわけで

正式な料理名は忘れましたが

おそらく、ナスグリルでじっくり焼き上げて、トマトソースとチーズトロットロにした料理

もしかしたら[ナスキノコチーズ焼きランチ]かも(ググッたら似た見た目の料理を見つけたので)

添えられたパンはナスチーズを乗っけてブルスケッタにしたり

ソースに浸したりして色々楽しめます



とろけるようなアツアツのナスも良いですが

主役は何と言ってもトマトソースでしょう

日本のナポリタンとはまた違う濃密なトマト自身の味

そこにオレガノなどのハーブや色々なスパイスが加えられてるのかな

そして、塩気を感じないギリギリのところで味をキュッとまとめ上げている

トマトの酸味でサッパリさせつつ、チーズでコクとまろやかさをプラス

コレは昼間っから一杯やりたくなるってもんだ



あっという間にペロリと平らげると

店主がお冷やを注いでくれる

いやぁ美味しかったですよ

食材全てスペインから輸入されてると仰ってましたが

なかなかどうしてそれだけの価値はありますよ






~1時間後~






[あ、電話鳴ってる。じゃあ長いことごめんね。]

いえいえ、お話面白かったですよ。

じゃまた、次は収入が落ち着いたら。

[はいどうもね。ありがとうございます。]






店主はお冷やのポットを片手によく喋る。

私も変に雑学があるもので、本当に話に花が咲く。

え~っと……確か……



・日本の民家の干し柿や干し大根みたいなノリで、向こうには家に肉がぶら下がってる

・そして子供が生で血が付いたまましゃぶることもある(捌く前に抗生物質か何かで殺菌とかなんとか)

・なので保存料は使わないよ(日本のにはほぼ必ず防腐剤のソルビン酸カリウムと、発色剤の亜硝酸ナトリウムが入ってます)

・向こうで店をやろうと思った事もあったが親の面倒をうんぬん

・て言うか向こうは治安悪い。鍵かけても窓伝いでガラス割って侵入して強盗&女性殺害とか

天ぷらは元々ポルトガル語

おじやスペイン語で調理器具の鍋の意味(これについては他の説もあるそう)



とまぁ本当に数え切れないくらいに2人で話しまくった

店主の[話し込んじゃってごめんね]は、席を立つ時と会計後に2回聞いた

(先程の電話~のくだりは、店主が見送りに来てくれて、私は完全に店のドアから1歩出てます)



そして!

何と言っても一番印象に残った話

[パエジャ

最初は店主の口からパエジャと出る度に私の頭には[?]が浮かんだのだが

話の前後から察するに、お米料理のアレだと分かった



私達日本人が[炒める]と聞くと

せいぜい5分10分で済む調理法だと思うだろう



私の記憶(解釈)が確かならば

向こうは炒めると煮込むの境界線があんまり無く

30分間グツグツと炒める……て感覚もあるらしい



では30分間何をグツグツ炒めるかと言うと

それがパエジャだ。



一般的にすぐ思い付く方法としては

①具を炒める

②ご飯を入れる

スープを入れる

④グツグツ煮る

とまぁこんなもんだろう



しかし、それはパエリヤとかパエリアの話らしい。

スペインで皆に愛される家庭料理

大きいくて平べったい鍋で具を炒め

その具から出たダシでご飯に味を付ける

調理するのには30~40分は必要で

最低でも2人前以上になる料理[パエジャ]



何を隠そう私が高いと錯覚したのは

このパエジャだった

2600円と表記されたその米料理

2人前と書いてあるのだ






日本には釜(今では炊飯器)があるように

スペインのご飯といえば、この大きくて平べったい鍋なのだろう

大きな鍋を囲んで皆に取り分けて食する時間

ちょっとだけ懐かしい気持ちになったのであった






いつか今度は

誰かと共に

美味しいお酒も楽しみながら



な~んてね






ごちそうさまでした。



スペイン料理バカラオ亭
営業時間11:30~1500 17:30~2300

このデジログへのコメント

  • 2012年06月11日 23:23

    パエリア食べたいな。
    ワイン飲みながらつつきたいぜ。
    いやっ、ワインは鬼門だった。

  • bishop 2012年06月11日 23:29

    > 妖♪さん

    パエジャもきっともっと美味しいのでしょうなぁ……じゅるり。

    後は仕事とお金さえガッツリしてれば、こちらとしてもこだわり放題なのですがねぃ。
    もっと頑張らねば。

  • bishop 2012年06月11日 23:32

    > 凜さん

    んむ?
    そういやお主のログで、ワインで失敗した記事を見たような……。

    早く誰かを誘ってパエジャ食べられるように頑張りますとも(君には去年から言い続けてるよねごめんね)

  • bishop 2012年06月13日 15:10

    > tororoさん

    私のログは夜中に閲覧するものではないかも知れませんなぁ(笑)

    私もパエジャ食べたいっす。
    ぼっち属性には優しくない料理なのっす。
    でもいつか必ず食べるっす!

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