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【魔法少女っ】54-1、ノイズがまんまフリーザで吹いた。キュンキュン

2012年01月15日 20:15

「なんなんだ一体!」
敵の去った方角へ叫ぶ小春
「何らかの大きめな策略が裏で進行してるのは確かですわ」
答えるように千歳が呟く。
「困ったですっ。よりによって、麻衣子先輩の正念場の時期に」
この時期は色々とヤバい。魔法少女4人揃いで対処できない事。仮にそうしたら麻衣子受験の失敗に結び付くかもしれない事。それは試験の成績の意味でも、日程的に邪魔になる意味でも。かといってネオバビロニアの侵略活動を静観してたら、受験そのものもなくなりかねない。
様々な不安が3人の肩に乗せられた。そしてそれを麻衣子の肩に乗せるわけにはいかない。

「この事はわたくし達3人だけで乗りきりましょうですわ」
強く結束する3人。

「わーい。ボクも~」
僅か2秒で千歳の決意は終了した。
かずねが事の一部始終を見て協力を申し出たのだ。
そうだった。魔法少女は茜達4人だけではなかったんだった。


ネオバビル多目的室。
「作成編纂完了~♪」
印刷が間に合わないので、資料をパワポプレゼンするヒガシノイス。

作戦は三段階で行う。

三段階のうちひとつでも達成できれば、勝機はある。
ひとつ、日程的に青柳麻衣子受験できないようにする。

ひとつ、モチベーション的に青柳麻衣子受験で実力を発揮できない状況にする。

ひとつ、受験どころでない状況をつくる。

このいずれかの作戦の完了により、青柳麻衣子が私立聖蘭女子学院高等部合格するを妨害し、皇帝の願いを叶えるのだ。


「意味わかんね~」
学の少ないTPPには三段階の作戦の具体的意味が見えなかった。

ヒガシノイスの作戦立案は元来は時間に余裕持って造るので、内容を実働隊的にに判り易くしてから印刷プレゼンをするのが通例なので今回が急ピッチだというわけだ。
「とりあえず、最初の段階の作戦を実行してくれ。他の作戦の具体策はその間に纏めておく」
「日程的に、ですか」


「ハッハー。拙者の出番だな」
ヤスベエ。
「んなわけないだろう!」
独断専行により消耗が激しい彼女は第一段階には加えられなかった。
「おーあーるずいー」

続く!

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