『ファイト新聞』ファイト新聞社、河出書房新社

宮城県気仙沼発!という事で、東日本大震災の被災者が出していた新聞と彼らの写真で構成された本です。結構テレビ等のマスコミが取り上げていたらしいので皆さんご存知かもしれませんが、初代編集長が小学二年生の吉田理紗ちゃん。「わたしは手がみや、えをかくことが大すきです。…白い大きなかみがあったので…みなさんに、元気になってほしい…よんだ人から、ほめられたり、えがおではなしをしてくれたから、わたしも元気になりました。」
震災後7日目の3月18日には早くも第1号を発行し、新学期の始まる4月末迄毎日発行を続けています。新学期が始まると不定期刊となり7月3日に第50号を発刊し、以降休刊としたようです。
何というパワー(οдО;)暇だから出来た事でもあるようですが、彼女彼らの行動が如何に多くの人達に勇気を与えた事か。あれだけの災難にあいながら避難生活の中で明るく勇気を持って自分達に出来る精一杯を毎日続けた事に感動します。
奥付に出版にあたり、趣旨にご賛同、ご協力いただいた方々というクレジットで、図書印刷・日本製紙・日本大昭和板紙・日本紙通商の名前が出てきます。図書以外は被災にあった企業でもあります。
皆さん頑張って下さい。また無理な時は少し休みましょう。