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本と映画の話。

2006年06月23日 04:35

本と映画の話。

読んでとても良かった本です。
長いですが、出版社さんの解説をそのまま引用します。


多重人格者の心の内側の世界

バリー・M・コーエン著、
安克昌他訳 宮地尚子監訳 中井久夫序文

本体3,600円
ISBN 4-87893-446-8 発行2003.02


146名の「多重人格者」本人の手記によって描かれる、心の内側の世界、生活の実際、そして治療への努力
多重人格障害解離性同一性障害)は、推定では人口の1%ともいわれ、アメリカでは珍しい精神疾患ではなくなっています。しかし日本では、小説や映画・ドラマで実態とはまったく異なった、もの珍しい存在として描かれるだけで、日本にも多数存在するであろう患者さんへの理解や正しい対応はなされていないのが実情です。
本書は、アメリカの国家的な治療・研究機関が、多重人格者の実態を正しく理解するために、146名の患者さんの手記をもとに、その心の内側と実生活、そして治療についてまとめたものです。当事者の口からその実態が赤裸々に語られ、多重人格障害を理解するための基本書として、一般読者・専門家のどちらにも普及し高く評価されています。
日本語版の付録として、日本での実態や治療の実際の解説、そして日本の患者さんの手記も多数収載しました。
多重人格テレビドラマのための物語ではありません。現実なのです。心から血があふれでているような傷だらけの孤独な体験なのです。このことを多くの人に理解してほしい……(パトリシア)/多重人格は「病気」ではない。児童虐待で心が死なないために、生き残るために必要な手段だったのです……(トニー)/今までの人生で一番うれしかった言葉。「あなたは狂っていない!あなたは生きている奇跡なんだ」……(ヴィッキー)
(以上引用)

心の傷は目で見えないので、見えないものを想像できないと、その痛みや苦しみは分からない。
苦しんでいる人が素直に痛みを話せず、隠している場合もあります。
この本は専らトラウマを受けた人たちが自分の言葉で語った本で、自分にどのような障害や恐怖、苦しみがあるのかを綴っています。
特に、家族やパートナー医者にこういう風に接してほしい、と語っている部分は、周りにいる僕達にとても参考になると思います。

これは多重人格障害当事者の方の手記ではありますが、家族や友達、恋人に、心の傷を持った方がいらっしゃる方には読んでみて欲しいと思います。
同時に、心の深い傷を持ちながら、これほど頑張って生きているんだ、って勇気の涌く本でもありましたよ。


村上春樹小説にも、暴力と、すこーし多重人格的な心の多面性が出てきます。具体的に書かないけど暗示的に。
黒々とした、淵のようなものがずっと背景にあるので、そこがずっと気になってる部分ではあります。

駆け足ですが、映画「リリィシュシュのすべて」は大好きなんだけど、凄く不快暴力の映画であって、でも死ぬほど美しいという、僕の中ではとても引っかかってる映画なのです。
この作品についてはまた書きます。

最近、日記にしては内容が固くなってしまってるので、誰も読んでくれないかな?凹んできた。

お休みなさい。

このデジログへのコメント

  • 由那 2006年06月24日 19:14

    私も読みたいですね。私の後輩は解離性同一性障害ですが、つらい気持ちを伝えてくれないので・・・

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