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トニー滝谷

2006年06月28日 01:10

トニー滝谷」という映画を見ました。
村上春樹短編小説市川準という監督が映画化したものです。
僕は、この短編を読んでいなくて(これが入っている短編集とは、どうしてもすれ違いをしてしまって読まずじまいなのです)、結果、映画を先に見ることになりました。
僕は、この監督さんの作品が基本的に好きなので、とても楽しく見ました。
原作を知らないせいか、凄く「村上春樹的なテーマと展開」が分かりやすく目につきました。
孤独であろうとする男と情緒不安定で分裂的な女の人、淡々とした日々の中にある不安、奇妙な他人。他の小説映画化したら、同じようなものになるのではないかと思ってしまうくらい、ああ村上ねぇって感じでした。
宮沢りえさんがとても良いです。服を買わずにはいられない、おかしくなってしまう程の女の人の衝動が伝わります。
でも、女性から見て、こういう切迫感、不安感って共感できるものなんでしょうか?もしご覧になった方いらっしゃったら教えて下さいませ。


ついでに考える。
孤独を受け入れる事。
自分がひとりでしかない事、誰にも「変わった人」としてしか見られないで、誰かのためにと考えても勘違い野郎といわれる事を受け入れる事。
自分ひとりで生きていても楽しくない。
だれかに向けて話しているし、誰かと歩こうと思ってる。何か作っていても誰かに見せる事が楽しみである。
そうやって生きてきたはずなのに、いつしか僕は一人になって、誰も居ない山の中で意味の無い事をし続けている。
ひとりになろうとして生きてきたわけではなかったけれど、僕の考え方や行動が、この状態へ僕を導いてきたのだろう。

まだ、なんとかなるさ、という気持ちと、もうなんともならない、という気持ちが両方です。

でも、孤独はいやだねぇ。

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