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アキバの喫茶店にて

2009年01月14日 21:52

アキバの喫茶店にて

寒く昏い夜空の下を
縦横無尽に北風が行き交い
朝、人をひいてしまった電車は、
命の悲鳴を知らぬ下に、
高架の鉄路を走り続けている

イメージやりとりをしたいんです。」

ボクのそんな言葉に、
屈託のない、天才
その寒空の下、地下鉄に乗ってやってきて、
いつもの、屈託のない笑みとともに、
高度すぎる頭の中身を
ボクの貧弱なボキャブラリーの地平にまで降りてきて
なんとか、解説を試みてくれる

その熱意にほだされて、
ボクもない知恵を、振り絞る

そのうち、どうやら

彼女の云おうとしてるのは、
 こんなことなんぢゃないか?」

そんな思いが、朧な像を結び始め、
ボクはその形容を試みる

それはたとえば、
彼女がまったく与り知らぬ、
恋愛のこと、であったり。

その先に、何が待っていたのか
ボクはよくわからないままでいるけれど、

言葉がすべてだ、
そう思い込んでいる人間がいて、

・・・そういう言い方って、よくないな。

言葉がすべてだ、
そう信じている人間がいて、
それは恐らく、自分のよりどころとして、
ことばの力を信じるしかない、
そう思うしかない、ということで

もう片方に、
自分のすべてを
音に託しているひとがいて、
喜びも、悲しみも、
慈しみも、愛情も、
そのこころのすべてを込め
オルガンを奏でる

音楽でしか
あらわしようのないこと

言葉でしか
伝わらないこと

そのふたつが
つかのま、すれ違い
その一瞬を境に
永遠に遠くなっていく

そのすれ違いにあったものが、
あるいは、
セックスでしか
わかちあえなかった、何か

自分を男の子
あるいは、男だという
天才
ボクの知識の多寡を測るためでもあるまい、
絶対音楽、と標題音楽、という概念を持ち出し
音楽でしか、表現できない何か、について
そして、今、音楽を作ろうとする自分の
立ち位置を説明しようとするときに、
ボクがどれほどそのことを
考え続けているか、
どうしても、話したくなった

にもかかわらず、
どうしても、話すことのできなかったこと
それがつまり、

音楽と、言葉と、その交差点にあった
恋愛、のようなもの、
だったりする。

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