ボーン・アルティメイタム

Ｃａｒｉ　ＭＡＴＴ，

あなたのイメージは　童顔で地味だけれど存在感のある演技派俳優でした

しかし　ジェイソン・ボーンと共に見事生まれ変わったネ！

もう　「リプリー」のダサくて暗くてジメジメした男の子じゃないネ！！

ＭＡＴＴ！！やればできるじゃなぁい！！

さいっこ～～～にＫｏｏｌ！！だったワ！！



「ボーン・アルティメイタム」（２００７年アメリカ映画）
監督：ポール・グリーングラス　
出演：マット・デイモン　ジュリア・スタイルズ　デヴィッド・ストラザーン　スコット・グレン　パディ・コンシダイン　エドガー・ラミレス　ジョアン・アレン



ジェイソン・ボーン（マット・デイモン）は　ＣＩＡに人間兵器として改造されてしまった諜報員

とある　暗殺任務に失敗し　消息不明になったことからＣＩＡに命を狙われる身に

彼には　改造前の記憶がない

高度な頭脳と危機予知能力　卓越した戦闘能力を頼りに　記憶を取り戻そうと　世界中を駆け巡る

　
「ボーン・アイデンティティー」「ボーン・スプレマシー」と彼は　記憶を探す旅をしてきました

そして今回　彼の旅は　自分を創り　記憶を奪った“生みの親”を捜し当て　本来の自分を取り戻すことなんですね

でも“生みの親達”は彼を脅威と感じていて　暗殺者を送り込み　殺そうとする

しかしボーンは巧みにかわし　すり抜け　出し抜く

このアクションが　目まぐるしい映像のラッシュでありながら　少しも嘘が感じられず嫌味がない

信じられない位艶やかなアクションシーンには惚れ惚れしました

前二作同様　どこがどーなっちゃってんの？？って位スピード感あるカーチェイスは酔えます（ホントに酔うヒトいると思う）

ハリウッドお得意のノンストップアクションシネマをお求めであれば是非えーが館で（←ココ重要！）観て下さい！！！

前二作品観ていなくても　ボーっと観ているだけでも充分楽しめると思います


ただ　ボーンがどうしてこんな悲しみを背負ってしまったのか？　

どういう想いでココまできたのか？　

何が彼の原動力だったのか？　

そして　マット・デイモンという俳優の『男の成長っぷり』を堪能するには　前二作観て頂いた方がよろしいと思います

このシリーズにはデジャヴのようなシーン　どこかで聞いた様なセリフ　見覚えのある何かが所々出てきては脳裏に焼きつくんです

ボーンは自分を殆ど語りません

けれど　彼の苦悩は至るところに見え隠れしています

男の苦悩と悲しみを　肉体と風貌で演じ切ったＭＡＴＴはホントにステキな『男』でした


“殺人兵器”から“人間”に戻ろうともがく壮絶な男の物語が終わった時　マット・デイモンとジェイソン・ボーンの素晴らしき未来を心より願ってやまない気持ちになりました☆☆