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尾崎放哉のこと その3

2023年09月30日 04:06

日本語は、五七調か七五調の文章を好みます。あるいは、それを名文として讃えてきました。
ところが、「せきを しても ひとり」も「入れ物がない、両手で受ける」も、五七調も七五調も、拒否しているのです。「せきを」は9文字ですし、「入れ物が」はだいたい7音ですが、前半と後半が明確に対立しているのです。穏やかに、安定した結論をもたらす文意になっていないのです。つまり、放哉は安心感を与える調子を拒否しているのです。
ひとりの孤独、この世で生きていく寂寥感を見事に表現しているのです。

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