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尾崎放哉 その四

2023年10月01日 12:39

「入れ物がない 両手で受ける」について
この詩は、放哉が托鉢して回っている時、いただいたものを入れる物、貧困のために托鉢の鉢さえも失い、両手で受けた、という寂寞とした情景を描いていると説明されます。
しかし、よく読むと違う読み方もできます。
まず、この詩は前半と後半とで、明確に対立しています。入れ物という無生物に対して両手という人体が対立しています。さらに、ないという事実の確認に対して、受けるという意志の表明が対立しています。
つまり、あなたからいただくものを受け取るに足りる物はないので、私は両手を使って受けます、というのです。
続きます。

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