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8th Tomisato Part 10 Mの女の悪癖を拭い

2020年06月02日 00:33

8th   Tomisato  Part  10  Mの女の悪癖を拭い

Mの女の悪癖を拭い去ってやろうと
かなり勝手な思い込みだけで正面攻撃のセックスを仕掛けた。
妙な気負いから何度も何度も高みに押し上げただけにひどく疲れた。

これからは今日のセックス思い出してご主人にしかけるかオナニーするんだ。」
これだけのことを約束する。
そして、身に着けてきて愛液でベトベトになった
ゴールドのGストリングスをポケットにしまってしまう。
「今日の記念だよ。」と答えるものの
女房殿の手前では持って帰るわけに行かないから
ほんのひと時の慰みにしかならないだろう。
「やだ、ノーパンで帰るの?」
「いや?」
「ううん。でも、また感じそうでこわい。」
身支度がすんだところで抱きしめる。
ミニスカートの下に手を入れてみると
ストッキングパンティもつけていないから
簡単に指が性器に触れる。
なんと、また激しくぬれ出している。
「ああ」というため息が、
正直こわかったのであわてて指を抜く。
すごい淫乱女に仕立てあげてしまったらしい。
三週間後の再会を約束するが、
おそらくそれが最後の出会いになるだろう。
インタークラクションを鳴らして別れる。
本当に「帰り道は遠かった」。
それなのに、家のそばに来たころには、
激しいセックスの余韻がまた駆け上がってきた。
わき道にそれ路肩にクルマを止めると
ポケットからまだ生渇きのパンティを取り出して
少し生臭いシミの部分をしゃぶりながら
自らペニスをしごいた。
鋭い快感が脳天を突き抜けたが、さすがにもう精液は枯れ果てていた。

三週間後の同じホテル
今回は、お互いそんなに時間に余裕がなかった。
その分、性急な性交となる。
わざと愛撫もせず、服をぬがせることもなく
ソファにもたれかからせていきなりスカートを捲り上げる。
すでに真紅のTバックはじっとりと濡れそぼり
クロッチで吸収しきれない愛液がふとももを伝わりだしている。
ひざまずき、しゃぶりながらパンティをずらして
アヌス性器を曝すと、言われたとおりに太ももの奥に
赤い印をつけている。
「どう?この淫乱マーク?」
「ヘンなのよ。つけるだけでたらたら垂れてくるの。
毎日毎日、おちんちんのことばかり考えている。」
「僕の?」
「それもそうなんだけど、半分ぐらいは亭主のアレ。
 もうSのあいつのことは全然考えない。」
「そうか、ご主人とはうまくいきだしたんだ。」
「あなたのお・か・げ。あの次の日に寝てる亭主の口の上に
びしょびしょのまんこむきだしでまたがっちゃった。
あなたとのセックス考えてオナニーしてたから、もうぐしょぬれだったの。」
「そしたら亭主、びっくりして、その後すごく歓んで…。
 それからはもうセックスしまくり。あの人、あんなに強いとは思わなかった。
 二人して、一晩に六回ぐらいしてる。毎日、毎日。」
「終わるでしょ。それからしなびたの舐めるでしょ。
そうするとまた硬く大きくなるの。」
「いま出したのにまたおまんこにむしゃぶりついてくる。」
「汚した下着を朝干すでしょ。
この間、あなたが持ってちゃったようなやつ。
 それ見るとまた興奮してくるみたいで、朝も始まっちゃうの。
子供に見つからないようにするのが大変。でも悲鳴かみ殺してると余計感じる。」
「帰りも早くなったよ。子供が寝てるのわかると、いきなり玄関で始まるの。
 多分、マンション廊下にわめき声やびちゃびちゃの音もれてると思う。」
「一週間に一回は子供預けてクルマでお外。
公園脇でみんながいっぱいしてるところがあって
そこで隣の車覗いたりしながら思いっきりするの。
気分が変わるから何度でもいいみたい。」
「そんなんでいつも、おまんこうずいてる。」
舐めあい、しゃぶりあい、かみ合いながら、こんなノロケを聞かされる。
もちろん、そんな話しをするたびにヴァギナがヒクつき、
愛液がどくどくとこぼれる。
立派にM女から脱却させたのだから喜ぶべきなのだろうが、
なかば、亭主に対する嫉妬がふつふつと沸き起こってくる。
やや乱暴に真紅のぐしょぬれパンティを引き摺り下ろすと
後ろからぶすりと挿入する。
腰を回転させながらかきまわすと、たちまち噴出する愛液
「うわあ、いい。おまんこいい。ちんぼこがささるう。」
そういうと激しく尻を振り出す。
わめき、くねらし、吸い取る…

この間、このホテルでしっかり身につけた狂気の交合の仕方を
持ち前の淫乱のペースで夜・昼続けられたら
普通以上に性欲の強い男なら完全に妻の身体のとりこになってしまうはずだ。
「ねえ、もうイっちゃうよお。」
「許して、許して。あたしイくうううううう。」
ものすごい声量でわめくと本当にイってしまう。
下の口がペニスをぎりぎりと締め上げながら
奥に奥に引きずり込もうとする。
そしてがっくりとソファにもたれかかる。
しばらくは呼んでも答えない。
でも簡単にイクくせに、何度でもイけるのがこの女だ。
少しすると、また腰のグラインドを再開する。
「亭主がいい。あなたがいい。ああ、あたし、しあわせ。」
「ふたつほしい。ちんぼこふたつほしい。」
「ふたつ舐めたい。ふたつおまんこに入れたい。」
こんな自分のせりふに自分自身で感じながら
どんどんアクメに登りつめていく姿には
壮絶で、淫猥な美しさがあった。
服を剥ぎ取る。真紅のTバックだけにする。
腰の下に枕をあてがってまんこを突き出させると
パンティの上からいきなりしゃぶる。
いきなりの行為に余計に感じるらしくシミが大きく広がる。
ちゅうちゅうとわざといやらしい音をたてて
真紅の布をしゃぶる。
唾液のシミなのか愛液のシミなのか?
細い布切れの両側から卑猥にはみだした性器を中心に
じわじわと広がって、紅を黒に変色させている。
「そんな、そんな、そんな音やだ。」
と言いながら
もっとしゃぶりやすいように腰を突き上げてくる。
「亭主にもこうされるの?」
「そうなの。そうなのよお。毎日Tバックしか履いちゃいけないって。」
「それで、こんないやらしいのつけてるんだ。」
「二人で買いに行ったの。その帰りにも公園で立ちまんこしちゃった。」
「濡れた?」
「あなたとの時と同じくらい濡れた。
で、教わったように二人でシミがついたパンティしゃぶりあった…。」

こんなにスムースに会話が運んだわけではない。
舌がヴァギナをかき回し、指がアヌスの周りをたどるたびに
会話はとぎれ、
おまんこ舐めて」とか
「ちんぼこ舐めたい」という言葉が発せられるのだ。
言葉が二人のボルテージを高めてゆく。
ましてや、急に女房の身体に執着しだした亭主の、
いやらしい行為の表現が興奮を加速する。
そのまま、のぼりつめてゆく。
「二本ほしい。一緒にほしい。二つでいっぱいにしてほしい。」
「二人で口に突っ込んでほしい。おしりとおまんこにいれてほしいいい。」
「また、またイくよ。イくよ。」
パンティをはいたまましゃぶっているだけでここまで来てしまった。
三週間前の時よりはるかに敏感に、淫乱になっている。
たまらず、しゃぶっていたパンティをはぎとると
すでに硬くそそり立って、ビクンビクンと波打つペニス
ピンクの狭間にずるずると沈めてゆく。
もとより、愛液でぬるぬるだからずんずんと奥に沈んでゆく。
だが、以前よりむしろ狭隘になった感じで、
締め付ける力もさらに強くなっている。
この変わりようでは、亭主が毎日性交に狂うのもムリはない。
「うわああ。ちんぼこが入ってくる。」
おまんこ壊して。壊して、もっと。」
「突いて、突いて。」
ねっとりとペニスのまわりを包み込んだ肉襞が
クネクネと動いて、奥へ奥へとひきずりこもうとする。
フェラチオすら拙かった女が、
わずかの間に名器の持ち主へと変身しているのだ。
淫戯はここまで人を変えるのだろうか。
「イく。イく。うわああ、死いぬう。」
どっと噴出する愛液
のけぞる身体。
ひくつく性器
ひとたまりもなかった。
「く。く。出る。出す。」
むしろ、こちらが女にしがみつくようにしてどくどくと吐精する。
女の方は、その瞬間を
息を詰めながら確かめつつも意識を飛ばしてしまう。
快感が脳天までつきぬけ、
頭の中が真っ白に染まり、
冗談でなく星が飛んだ。
これほどの快感はめったになかった。
亭主に強烈な嫉妬を感じる。
いかにこちらに触発されたからとは言え、
これだけのすさまじい快感に毎日浸れるのだ。
そして、おそらく日がたつにつれて、
女房の身体はさらに淫乱さを増してゆくに違いないのだ。

せっかく、そのきっかけをつくったのに、
自分は舞台から去ってゆかざるを得ない。
ようやく意識が戻った女の追い討ちの言葉。
「よかった。やっぱりすごかった。
うれしいの。また、今晩もできるかと思うと。
こんなスケベな女にしてくれたの、あなたですもの。」
そう言って、唇を押し付けてくる。
皮肉っぽく「もうMプレイなんか必要ないだろ。」と言うのがやっとだった。
なのに…
なまめかしい目つきでこちらを見上げながらの一言。
「今度はあなたや亭主とSMやってみたい。」

その後、一度だけ女房
買い物に向かうクルマ自動車電話に連絡があった。
助手席を気にしつつ固く答えるこちらの口調事情を察したらしく
すぐに切れて、もう二度とかかってくることはなかった。
声の弾み具合から推測すると、
きっと亭主とは毎日のように交合しているのだろう。
ひょっとっすると、結局二人して
SM夫婦になっているのかもしれない。

(この章おわり)

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