趣味は読書、些細なこと

僕の最寄り駅はラッシュ時に、3本に1本くらい、始発があり、早めに並べば空の列車が来て、座る事が出来る。
通勤で乗る時間は20分ほどなのだが、座るために、30分くらい待つ事がある。
これは少し矛盾しているのだが、僕は電車で本を読むので、ラッシュの車内で立って読むのは苦痛なので、乗車時間より長く待っても座れる時は座るようにしている。
僕は、5ヶ月ほど前に、膝の半月板が切れて、暖かい間は良くなっていたのだが、このところ寒くて、膝が強張ったようになり痛むのだが、見た目には足も引きずらないし、膝が痛いとは分かりにくい。
今日も、4本くらいの電車を見送って、座って本を読み始めたのだが、僕のすぐ前に妊婦が立っている。
多分内心では、座らせて欲しいと思っていただろうが、僕も膝が痛いし、そのまま本を読んで、いつもの駅で降りた。
降りてから確認すると、僕の席に、妊婦が座っていた。
たった20分くらいなら、譲ってくれても良いのではと、思ったかもしれない。
これは、僕のいわば、下衆の勘繰りである。
しかし、若くて健康そうな若者であっても、連日残業して疲れて座っているのかもしれない。
単純に、見た目が若くて元気そうだから、弱者と思われる人に席を譲るのが当たり前だとは、僕自身は考えることは出来ないのだ。