もう一人のあなた

想像してみてほしい。

私に続いて、閉ざされた空間に入るあなた。

私はゆっくりとソファに座る
その時あなたはどうするだろう。

緊張しながらも、私の横に座るだろうか。
それとも、ただ手持無沙汰にその場で立っているだろうか。

いずれにしても、私は静かにあなたに命令する。

「私の足元に来て、正座しなさい」と。

あなたはどんな気持ちで命令に従うだろう。
命令を実行した後はどんな気持ちになるだろう。

恥ずかしさのあまり、何も考えられないだろうか？
それとも、破裂しそうな心臓の鼓動でパニックになるだろうか？

いろんな感情が交差し、あなた自身も上手く言葉に出来ないかもしれない。

だが、あなたは心のどこかで、この状況を望んでいないだろうか？
普段は押し殺されているもう一人のあなたの声を聞かせてほしい。