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言葉責め

2018年07月07日 00:37

言葉責め

調教の中で最も奥が深い調教がこの言葉責めだと私は思っている。
文字通り、言葉を使いM女責めていく調教だ。

羞恥調教はもちろん、被虐調教、屈服調教など、あらゆる調教に必須のスキルだ。
言葉がM女に与える影響はこちらが考えている以上に大きい。

相手の心に響く言葉責めであれば、それだけで絶頂に導く事もできる。

場の空気を感じ、M女の心理を読み、言葉を操る。
そうして、相手の心や脳の中に徐々に入りこんでいくのだ。

同じ意味を持つ言葉でも単語が変われば、全く違う影響を与える。
同じ単語でも、口調を変えれば、全く違う影響を与える。
同じ口調でも、タイミングを変えれば、全く違う影響を与える。

ただ、卑猥な言葉を発すれば良いのではない。
場の空気に合わない卑猥な言葉の羅列では、逆に相手は白けてしまう。
つまり、その場の雰囲気に合わせて言葉を操る為のセンスが必要なのだ。

センスは選択肢の数と選択する能力から生まれる。
どれだけ、選択する能力が高くても、選択肢が10しかなければ、その場に合わせる事は難しい。
また、どれだけ選択肢が多くても、選ぶ能力が無ければ、その場に合わせる事は難しい。

つまり、センスを磨くには選択肢を増やし、選ぶ能力を磨く事が必要になる。
そういう意味では言葉責めを磨く為にはまず、多くの言葉を知る必要がある。
まず、言葉を知らなければ、M女を責める事はできない。

その為には、活字に親しみ、人と会話する事が必要になる。
「たかがSMの為に」と思うかもしれない。
だが、SMとはそういう物だ。

ちなみに今までの解説とは矛盾するかもしれないが、静寂は高度な言葉責めの一つである事を付け加えておきたい。
あえて、無駄な言葉を発さず、ただ、無言で責める。
その方が効果的にM女を責めれる状況が存在する。

こんな時は沈黙に負けて、言葉を発してはいけない。
ただし、この状態がずっと続く事はない。
必要なタイミングを逃さず、相手の羞恥心を煽る一言を与えなければならない。

いずれにしても、私は数ある調教の中で最も奥が深い調教言葉責めだと思っている。
私などはまだまだ、ひよっこで、いつも「言葉責めを磨きたい」と考えている。

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