デジカフェはJavaScriptを使用しています。

JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。

蟻塚の松

2016年05月01日 06:54

蟻塚の松

むかし、常陸大宮市塩子に蟻の大群が現れて、穴を掘りはじめました。蟻が穴を掘るたびに土が積み上げられ、大きな塚ができあがりました。 村人たちは驚きました。 「よくまあ、こんな大きな塚をつくったもんだ。」 感心する者、不思議がる者、さまざまです。 それからしばらくたったころ、この蟻塚から男女二株の夫婦松が芽を出しました。その松は日に日に成長し、何年かたつうちに大木となったのです。二本の松は互いに抱き合うように枝を広げました。そして根本には無数の蟻たちがすみついていました。 塩子の人びとは、この松を「蟻塚の松」と呼び、たいせつにしてきました。松はその後老木となって一度枯れましたが、二代目の松が生えて、近年までそのうちの一本が残っていました。しかし、いまはその一本も枯れ、四・五本の幼木があるばかりです

このウラログへのコメント

  • ★まこと★ 2016年05月01日 23:33

    ちょっとロマンチックな伝承ですね

  • たか 2016年05月03日 00:13

    代々引き継がれるのは、人間だけじゃないんだね…

    今は、人間の方がダメかな…

コメントを書く

同じ趣味の友達を探そう♪

  • 新規会員登録(無料)

プロフィール

あおい

  • メールを送信する

あおいさんの最近のウラログ

<2016年05月>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31