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雪村筆洗いの池

2016年05月09日 05:49

雪村筆洗いの池

常陸大宮市村田に「雪村筆洗いの池」と伝えられる泉があります。
室町時代雪村は、この地の坪井というところに住んで いたので、坪井雪村と称したと言い伝えられてきました。
雪村は,水墨画を大成した雪舟の画法を学び、雪舟を超えるといわれる多くの名画をのこしました。その絵筆を洗ったのが,この筆洗いの池だといわれています。 雪村がどこで生まれたか、史実の上では明らかではありませんが,佐竹氏の一族として誕生したとみられています。
雪村が天文11年(1542)に自ら書いた画論『説門弟資』に「常州辺垂寓住」と記していますから、辺垂(常陸大宮市)に住んだことは確かであり、常州辺垂村田郷(いまの下村田)で生まれたとする説が有力です。雪村は臨済宗の僧として、太田の正宗寺(いまの常陸太田市増井町にある)でも修行しました。その後、会津(いまの福島県)の芦名氏や、小田原(いまの小田原市)の北条氏などの戦国大名たちに招かれて画業に励みました。再び会津の芦名氏のもとに行き、最後に三春(いまの福島県田村三春町付近)の庵で亡くなったと伝えられています。その間、雪村は自由奔放な筆づかいで多くの名画をのこし、水墨画だけでなく、日本画壇全体に大きな影響を与えました。気迫にあふれ、独創的な画風で、水墨画を真に日本的なものとし、現在、世界的に著名になっています。
常陸大宮市はこうした優れた人物を生んだのです。なお、雪村庵と雪村の墓と伝えられる地は、現在、福島県郡山市に入っています。

このウラログへのコメント

  • ふくさと 2016年05月09日 07:41

    なるほど。他県に跨いで活躍してた方なんですね。どんな絵を残していたか見てみたくなりました。(^ ^)

  • ♪バナナ♪ 2016年05月09日 09:29

    先人たちの素敵な話しですね。3年前の話しになりますが、水墨画で有名な雪舟さんが造った「庭 」が京都にあったので見物してきました。色んな知恵を出して自然の美しさを表現しようとしていました

  • たか 2016年05月11日 00:53

    佐竹氏、どこにでも出てきますね…

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