男性性と女性性 4

途中でタイトルの順番が変わっていました
どちらが先でも良いのですが
私にとって男とは
が先かな？と思いましたので
このまま続けますね(^_-)

早く性交を体験したい
男に成りたい
その思い一つで海外旅行を決めた私

今の様に情報も少なく旅行会社もまだの時代
物価も違いました
為替と言う不思議な世界がありました
ガリバー旅行記では小人の国大人の国に
主人公が行き冒険しますが
物価や為替は
まさにその世界でした

同時に台湾は
戦前日本が統治していて
教育も日本語
革命の父孫文や蒋介石を助けたのも
日本人ですから
国民党の台湾は中国本土と違い親日でした

アルバイトを終えてヨドバシカメラで
写真取材旅行の機材や装備を整えた私は
調布駅から甲州街道に出て
そのままヒッチハイクで京都にむかいました
同級生の下宿を訪ね京都観光もしたいと

銀閣寺で同じ一人旅の知的な女子大生
今で言う歴女ですね
おそらく3,4年生,関西では3,4回生と言います
彼女から話し掛けられ詳しく説明された私は
女性から口説かれたと思い恥ずかしくて
その場を逃げ出してしまいました

出会い仲良く成ってエッチ
即そう思い込んで
どんな態度をしたら良いのか解らなかったのです

恥ずかしそうに彼女から逃げた私を
残念そうに見てた彼女の表情
今でも思い出します
もっと素直にきちんと聞いてあげられたなら
そしたら仲良くなってエッチ
いやそんな事はいけない事だ
なんて私は嫌らしい男なんだ…馬鹿な話です

女性が男性を求め性交し子孫を残す
その本能に人間の行動原点が有るのに
それは大義名分で本当は自制しなければいけない

誰がそんな事教えたのでしょう
男尊女卑の男社会の九州男児
そんな文化のなかで
私はまだ幼かった

ヒッチハイクに慣れた私は
そのまま九州まで続けました
乗せてくれた運転手さんとの会話や
親切な人達との交流で
少しづつ相手のことや
雰囲気を感じたり考えたり
会話が出来るように成りました

良く話す人たくさん聞いて来る人
無口な人合計で30人くらいの方に乗せて頂きました
個人より長距離トラックの方が距離を稼げるので
選んだりした事も

関門海峡を渡りいよいよ九州
小倉でも友人の家族を訪ねました
大歓迎されたくさんの料理と酒盛り
まだビールはコップ一杯しか飲めない私でも
楽しく過ごせました

お泊まりは一人暮らしの女性の家
その友人の叔母さんにあたる人で先生だったかも
確か37歳
酔って直ぐに寝たので気がつくと
彼女も隣の部屋で一人で後ろ向きに寝ていました

後年カミさんの美人の女友達が自宅に泊まった時
何もしなかったけれど刺激的な気持ちを味わいましたが
彼女がその話題に触れて
やはり忘れられない感覚だった事を知り
その叔母さんの気持ちを察しました
私はスリムでたくましい20歳の若者でしたから