まんこはアイテム

ギャハハハ、ビックリだな、

おまえのまんこがアイテムとは。

こういうことだ、

おまえは女と思っているだろ、ギャハハハ
これが、ぜ～んぜん、違うんだな、

女はおまえの一部分だ、
母はおまえの一部分だ、
美人はおまえの一部分だ、

まんこもった人間であることを忘れているから、
おまえは、ぜ～んぶ女になっている、ぜ～んぶ母になっている、
アタマのてっぺんから足首まで、美人になりきっている。

美人にしたところで、80にもなれば薄汚いババアになっている。
バラの花も恥じらうほど二十歳のおまえも、８０のウスギタネーおまえも、
まったくおんなじ、おまえだ。いささかも変わるところがない。

十七の乙女のおまえも八十のおまえも、まったく同じ心だ。

すると、望んだわけでもないまんこなんてアイテムに過ぎなくなる。

タダ、世間は、まんこ持っている人間に、女を、母を、美人を要求する。

世間に媚びるおまえは、全力投球で女になりきる。母になりきる、美人になりきる、
おまえにはまんこはアイテムなんてもんじゃない、女そのものになる。

世間の要求に応えるおまえは、世間から拍手喝采だ。
で、絶世の美人、
で、理想の女、母の鑑になる。

メデタシ、メデタシ

しかし、世間はいつも、いつまでも、おまえに振り向いてくれない。

なぜなら、世間とは人気と天気でできている。
いつも晴れなどない、いつも雨ばかりなどない、
人気は必ず落ちる。

おまえ自身は人気や天気などでない、
他人がおまえに赤や白や黒や緑の色を与えても、
おまえ自身には色などない。

他人が勝手にカラーをつけているだけだ。

他人が勝手につけたカラーに引きずられると、不幸になる。
なぜなら、自分を失うからだ。

自分を失った人間はキチガイという。

早いハナシ、正気の沙汰でなくなる、ギャハハハ

こういうことだ、

おまえが女になりきると、正気の沙汰でなくなる、ギャハハハ

おまえが母になりきると、正気の沙汰でなくなる、

おまえが美人になりきると、正気の沙汰でなくなる、ギャハハハ

困ったものだ。

正気の沙汰でないおまえは、

女に見られないことにむかつく、
母に見られないことにいきり立つ、
美人に見られないことに激怒する。

ギャハハハ、困ったこものだ。

まんこもった人間よ、
まんこはアイテムであると知れば、
ぜ～んぶ、解決する。

女に見られないことなんぞたいした問題でない、
母に見られないことなんぞたいした問題でない、
美人に見られないことなんぞたいした問題でない、

しかし、
おまえが、自分自身であろうとすることがムシされることの方が、
ずうっと、ずうっと、問題なんだぜ、ギャハハハ

世間はおまえをムシして女を愛でる、
世間はおまえをムシして母を賞賛する
世間はおまえをムシして美人を絶賛する、

ギャハハハ、困ったものだ。

おまえは、いつも、いつまでも世間に振り回される、

うんで、
不幸な、正気の沙汰でない、まんこ持った人間になっている、
ギャハハハ



まんこ持った人間よ、
まんこなってアイテムなんだぜ、
こだわることもあるまい、

こだわれなければならないのは、おまえ自身だ。

ワタシって、なに？
ワタシって、だあ～れ？


まんっこもった人間よ、

応援するぜ、

ギャハハハ



でも、
ワタシし、まんこしたいの、すごお～く気持ちイイの、

しらん