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癒やし

2012年01月26日 12:12

結婚する、子供ができる。

うんで、幸せになる。地方ではジジイババアがつくかもしれない、まあ、それでも家族だから、幸せだろ。

子供がすくすく育ち学校に通う、亭主は毎月決まったカネを持ってくる。じじババアも含めて家族は食うに困らない。

あまりにも幸せだ。これ以上何を求めるというのだ。

満たされないのだ、心が。

亭主も女房も。子供も、そしてジジイババアも、残念ながら、ジジイババアにも心がある。子供にも心はある。


さあどうする?

本来、子をなして、親を付け加えてもイイが、食って行ければもうそれで十分なはずだ。
ところが、そうはならない。

満たされた心がほしい、亭主も、女房も、子供も、あまつさえ、ジジイババアにも。

言えることは、全部の心を満たすことは不可能だ。
なぜなら、心を満たすには取りに、ゲットしに行かなければならない。

子供にはその能力がまだ備わっていない、ジジイババアにはとっくに失われている。
残っているのは亭主と女房だけだ。

ジジイババアは諦める、子供は未来に託す。

今心をゲットできる能力を有するのは亭主と女房だけだ。現役。

うんで、何やる、癒やしを求める。なぜなら心の問題だからだ。
幸せはもうすでに十分すぎるほどある。ないのは心が満たされてないだけだ。

亭主は癒やしを求めてどこに行く?
女房は癒やしを求めてどこに行く?

本来なら、隣近所にいる亭主と女房が癒やし合えば、カネも時間もかからない。
山の神様はいつになってもありがたくない。

伊勢様や出雲さまがありがたがられる。
うんで、旅に出る。

亭主も女房も旅に出る。お伊勢様の旅に出る。

今風に言えば、不倫の旅か。

ジジイババアと子供は見送る、うすうす感づいているがな。うんで子供は後でマネする。

未来永劫不倫は途絶えることはない。人間が発祥して以来。
これでイヤされればめっけものだが、大半がもっと癒やしがほしくなってしまう。

なんでそうなる?
心があるからだ。

心がなければこういう問題は起こりえない。なぜなら、癒やしは発生しなくなるからだ。

イヌネコサルには癒やしはいらない。余計なモノがないからだ、代わりにヒトを癒やしている。

うんだから、心あるものが心ないもに癒やされているのだ。

裏から言えば、心あるもの同士では決して癒やされない、ということだ。
おわかりか?


オレか、オレなら女を存分に癒やしてやれるぞ。どうだ。

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