●女の子たち（42）

私としては、ちょっとしたサプライズのつもりで、その日、2度目の来店・MY指名だったのですが・・




『・・zzさん、今日、もう一度来ると思った！』
『え・・おどかそうと思ったのに・・』
『あなたは、如何にも、そんなことしそうやもん！』
『へー、読まれてた？』
『そうだと嬉しいから・・祈ってた！』
『では・・願いが叶った・・ってこと？』
『うん！』




つい数時間前、初めて逢った子の筈です。・・・でも、ずいぶん前からの恋人のように、思えたのは何故でしょう？　暫く逢っていなかった、恋人同士のように熱くせつない包容とキス・・・見つめあう二人・・。何だか三文オペラ的ですが・・・不思議な世界に入り込んだ気分です。MYは、私の胸におでこを押し付け・・幸せ・・とか呟いています。えー・・まあいいか・・・そんな映画みたいな状況も・・・





この日の内の再会、sex はより濃厚・・・ディープキスが糸を引きそうな位・・・お互いの部分が無数の糸を絡ませた位・・・時間はすぐに経ってしまいましたが・・・二人がまるでスローモ－ションで動いていたような錯覚に陥る・・・時間と空間の狭間で、縺れあい、絡まリ逢った・・・それはそれは、濃密な時でした。





『なんだか、別れ難いね』
『うん・・・時間が止れば良いのに』
『もう、俺でラストなんでしょ？』
『はい』
『じゃあ・・アフターでいかが？』
『・・・ごめんなさい・・・それは、出来ないの』
『彼氏？』
『・・・というか・・・』




MYの秘密が段々と分って来ます。真実を語るMY・・続きは明日！