光さす夢を見るいつの日も

「君たちはどう生きるか」を観てきました。
宮崎駿氏による話題作というかそういう安い言葉で表現しちゃダメな気がする。

これは、夏に公開された映画です。
あまりにも暑いので、君たちはもう生きるな、の間違いじゃないかと言いがかりをつけたくなるようでした。
それはさておき、11月にもなってこの映画を観てない人は今後も観ないのでは、と勝手に思っていたら、私のような仲間が劇場にはかなりいました。
いくらロングラン上映とはいえ、もうすぐ終わりそうだし、だったら大きな画面で観ておこう、みたいな。

公開前は、予告編も宣伝も一切なく、タイトル以外の情報が何もない作品でした。
公開後は出演者など一部の情報は出てきましたが、ストーリーに関する情報はこの時期になってなおほとんど出てきていません。
そのあたりに日本人の律儀さというか厳格さというか、監督をはじめ作品作りに携わった人々への敬意をものすごく感じるのです…だから安く扱うべきではないのだろうな、と。

だから私も内容には触れずにおこうと思います。
ただ、映像クオリティは今までのジブリ作品の中では最高レベルでした。
これは私の視力が良くなったからというわけではないです。
本当に美しいものを見せていただいて、目が喜んでおります。
宮崎監督、何度も引退宣言されているけど、そんなこと言わずにこれからも作り続けてください。