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消せる歴史と消せない歴史

2020年03月15日 21:49

平安時代というと皆何を連想するのだろうか?

平安遷都
陰陽道に則り風水としても完璧な都が今の京都に完成された
今の葵祭のような優雅な平安貴族達を思い浮かべることだと思う
実際に千年にわたり日本の中心であり
平安時代に残された日本文化は誇るべきもので間違いない

特に平安初期はどんな時代であったろうか?
源氏物語枕草子
伊勢物語土佐日記
方丈記もある今昔物語もある
文化的には本当に日本人とし学ぶべき材料も数多くあり
和歌が今現在残されている形式が完成されたのも平安初期で
その集大成が初の勅撰和歌集の古今和歌集である
今ある日本の雛形だこの時代に出来上がったといっていいだろう

しかし
そのような時代を嘆いていた人々もいた
彼らは
記紀に載る神話時代から連なる名門一族である
わかりやすく言ってしまうと
朝廷の中心が藤原氏となった

この世をば 我が世とぞおもふ 望月の 欠けたることも なしと思へば

こう詠んだのは御堂関白道長である

摂関家が出来公家社会は安定したことは評価すべきだろう

しかしこの様な現状に憤りを感じていた者達も大勢居た

日本の朝廷政治といっていい、にとって一番大事だったのは

祭祀である

だから祭祀を司る家は多くあった

道鏡の出自は物部氏であろうと考えるのも彼は僧であり且つ物部氏の独自の祭祀も知っていただろうからである

また

忌部氏という氏族もいる
忌み事を司る家であるが故「忌部」でありのちに好字にかえ
斎部と書いて「いんべ」とし
その一族の斎部広成は中臣神道に否と言い
「古語拾遺」という書物に忌部氏の歴史観を残しているが
残念なことに大半は恐らく失伝していて記紀の再録も多く
価値ある書物とまでは言えないのが事実である
この書と同等の位置づけにあるの史書に
物部氏の史書である
「先代旧事本記」というのがある
全十巻に渉る短い書物であり記紀の再録も勿論あるが
異論も書かれておりかなり興味深い書物ではある

続く

このデジログへのコメント

  • Mikan 2020年03月15日 23:27

    物部氏は蘇我氏との争いを本で読んだことあります
    でも、その後は歴史で見た記憶がないです(*'‐'*)

  • ネコマルver2 2020年03月16日 00:46

    続きは、レアラインとか、結界とかが出るんか?(ワクワク)

  • ぶだい 2020年03月16日 01:13

    > Mikanさん

    蘇我物部の対立は仏教では無く唯の権力闘争ですね
    その結末の謎が聖徳太子の謎だと思いますよ

  • ぶだい 2020年03月16日 01:18

    > ネコマルver2さん

    今回はないかもですね
    物部氏が一応のテーマなので
    でもムリクリ書きましょうか?

  • 彩香 2020年03月20日 23:47

    こんばんは( ^^)
    平安時代は歴史の中でも一番好きな時代なのに、実はあまりよく知らなかったということが分かりました・・(^^;)

  • ぶだい 2020年03月21日 19:54

    > Non.さん

    貴族と庶民との乖離が一番激しかった時代かもしれませんね
    史料が少なそうで多いのも特徴ですね
    平安貴族は筆まめで彼等の日記は一級資料ですよ

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