伝説の証、みたいな

生徒がCDを貸してくれました。
映画「ボヘミアン・ラプソディ」のサントラ盤です。

生徒は中3なので、クイーンの全盛期には当然、生まれていません。
日頃、テレビやラジオから流れる曲や、VTRなどの映像でしかクイーンを知りません。
それでも映画を観て、フレディの才能や苦悩、生涯にものすごく感銘を受け、サントラ盤を買ったそうです。
今の十代の大半が、音楽はダウンロードやYouTubeで安価に楽しんでおり、CDはほとんど買わないみたいなんですが、この生徒もCDというものを買ったのは初めてだと言っていました。

私も映画を観て、このサントラはぜひ聴きたいと思っていました。
私は生徒とはもちろん世代が違います。
ダウンロード派ではなく、すごく気に入ったアルバムはCDを購入、まあまあ聴いてみたいアルバムはレンタル、という円盤派です。
引っ越しの多い暮らしになってからは、買うのは年に2、3枚で、大半がレンタルというケチくさい状態。

このサントラも、レンタルでなんとかしようと思っていました。
しかし、洋楽のアルバムは、発売から1年くらい経たないとレンタル開始されません。
（邦楽は1か月弱です。）
しゃーない、1年待つか…と思っていたところ、それよりかなり早く生徒が貸してくれたのです。
ありがたいことです。

ああ、1年も待たんでよかった。
1年も待っていたら、映画のあの感動がきっと半減していたことでしょう。
どの曲も有名だから知っているはずなのに、今この曲の並びで聴くことで、映画のシーンが鮮烈に浮かび上がり鳥肌が立ってきます。
また、単なる今までの曲の寄せ集めじゃなく、ちゃんとしたムービーミックスとなっており、途中からライブエイドの音源に変わっていく曲もあります。
次に生徒に会ったら、感謝と感想でお話が盛り上がることでしょう。

映画を観た人は、ぜひ聴くべき1枚です。
また、まだ映画は上映されているので、アルバムを聴いた後での映画鑑賞もいいと思います。