文章から、人柄を察する。その３

前回から引き続き。
ネット上で見つけた、私の作品への感想文の話です。
といっても、これは作者（私）に向けたものではなく、その作品の
主人公に向けたものなんですが。

「主人公君は、年上の人に精神的に頼ってしまう傾向がある」

……あー……うん。
そうかな。そうかも。そうだな。
と思いました。

自分の作品の登場人物ってぇのは。
多かれ少なかれ、自分の魂の分身です。なので、
老若男女、善人悪人問わず、どこかしら自分に似るものです。
そして主人公となると、その傾向がかなり強くなるもの。

で、この作品の場合。
主人公の身近に、男性女性それぞれ一人ずつ、計二人の
「年上で凄く優秀な人」がおりまして。主人公は確かに、甘えてる部分が
あるかなぁと。私の本音というか願望？　が滲み出たのかも。

いや。
滲むも何も、堂々と出してる、かな。

主に、裏でのエロ話で、たっぷりねっとり語ってますけど。
基本的に私ぁ、甘えたがりですからね。戸籍的な意味での
年上に限らず、年下でも、包容力のある、母性豊かな女性に憧れます。

女性に腕枕をしてあげて、頭ぽんぽんするのもいいですが。
女性に膝枕をしてもらって、頭よしよししてもらいたい。
もちろん欲を言えば、今回画像の下部みたいなのが理想です。ええ。はい。

でも、これは。
全ての男性に、それなりに備わっている要素だろうと思いますけどね。
程度の差はあれど。

んで。
私の、もともと大きいその部分が、作品に投影されたのだろう、と。

そもそも。
この作品のアイデアを担当さんと打ち合わせした時に、
ヒロインのタイプについて私が強固に主張……って、
そのエピソードは本の「あとがき」にしっかり書いてますから、
ここでは言えませんな。

ここで言ってしまったら。
万一、貴女がその本を所持していた場合、私の正体がバレてしまう。
だからヒミツです。
（北海道からも沖縄からも、そして奈良からも、現役当時には
　ファンレターを頂いた身ですからね。可能性はゼロではないっっ）


もしも。いつか。
私と直にお会いすることがあれば。

その時、ご希望されるのでしたら（私からは押し付けません）。
「著者サイン入り」で手渡しプレゼントさせて頂きますよ。

そして、まず一度目に読む時は、素直に楽しんで下さい。
私の描いたヒーローの、ヒロインの、活躍を見て頂いて。

二度目には、そのヒーロー・ヒロインらの言動から、
作者たる私の内面を探ってみて下さい。
もしかしたらもっと、更に何かが、読み取れるかもしれません。
(敵側のイジワルさからも)

当方も。
貴女がここで書かれる文章を熟読し、
貴女の内面を探らせて頂いておりますので。お互い様。

もちろん。
今から貴女が、ここに書かれるコメントに対してもです。
そう、忘れ物のパイプ一本を見て、持ち主の人となりを推理した
ホームズの如く。


☆☆同意を求めてみる☆☆

自身、今でも武術の修業をしてたり、
「魔物からお姫様を救出する騎士っていいなぁ」なんて
発言もしてる私。このこと↑は、もちろんそうなんですけど。

「妹を守る兄」も良いですが、
「お姉ちゃんを庇って健気に戦う弟君」ってのも、
なんか、こう、いいと思いません？

んでもって。
「子供だと思ってたのに、いつの間にか逞しく成長していた弟君」
の姿に、お姉ちゃんが感動して（以下長編物語と化すので略）

あと。
2014.5.3に熱く語りました、私の大好きな「太平記」においても。

足利尊氏の弟・直義、楠木正成の弟・正季。この二人が二人とも、
そりゃもう純真で健気で、兄思いで。そして二人とも、それぞれ
全く違う形で、非業の死を遂げます。その最期の時、これまた二人とも、
「苦楽を共にしてきた兄と、まっすぐ見つめ合っている」のです。

自らの死に臨む、彼らの胸に去来するのは、
兄を支え、兄と共に歩んできた戦いの人生……

https://www.youtube.com/watch?v=EF-yLdUalpE
「これでいいんじゃ……兄上は、大将軍じゃ……」
「殺した……殺してしもうた……弟を殺したああああああああぁぁぁぁ！」

うぅ泣けるっっっっ。
嗚呼、「弟」っていいもんですねえ。うんうん。

で。
そんな「弟」に寄り添うヒロインとなると、
当然「姉」になるわけで、↓


☆☆今回の画像☆☆

https://www.youtube.com/watch?v=iw22608ryQs
♪キミの夢も嘘も強がりも　ヘンなクセも……
　まるめて、ほら　抱きしめててあげるよ♪

流石に、この作品をご存知の方はおられないと思いますが。
この映像だけでも伝わるものはあるかと思い、少しだけ語ってみます。

やはり。
この中では何といっても、ともねえが一番好き！　です。
海お姉ちゃんは、もう少し毒気を抜いてくれれば、ともねえと双璧に
なってるところなんですが。時々見せる棘が、気になってしまって。

しかし、自分が描く作品の中には、要芽お姉様タイプが頻出する謎。
なぜか、ああいうのが描き易い。描いてて気持ちいい。

前回も言いましたが、
「描く」と「読む」の違いをしみじみ実感します。



と、まぁこんな風に。
渋いお茶と甘いお菓子を、欠かさず両方、味わっておれば。
どちらも飽きることなく、どちらもずっと美味しく、良い栄養となる。
のではないかと。

そんな、本筋から離れた結論を述べた、ここまでで。

どーんと！　
４００字詰め原稿用紙、６枚近い量！　おつ華麗さまです！
長々とした語りにお付き合い下さり、ありがとうございましたっっっっ！