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「Mommy/マミー」レビュー☆

2016年01月31日 00:40

「Mommy/マミー」レビュー☆

アンヌ・ドルヴァル主演他。2015年、架空カナダで起こった、現実??とある世界のカナダでは、2015年の連邦選挙で新政権が成立。2ヶ月後、内閣はS18法案を可決する。公共医療政策の改正が目的である。中でも特に議論を呼んだのは、S-14法案だった。発達障がい児の親が、経済的困窮や、身体的、精神的な危機に陥った場合は、法的手続きを経ずに養育を放棄し、施設に入院させる権利を保障したスキャンダラス法律である。ギリギリの生活を送るシングルマザーダイアン(アンヌ・ドルヴァル)は、15歳のスティーヴ(アントワーヌ・オリヴィエ・ピロン)と二人で生活している。彼女は最近矯正施設から退所したばかりの注意欠陥多動性障害息子の扱いに手を焼いていた。やがて母子は隣の家に住む、今は休職中の高校教師カイラ(スザンヌ・クレマン)と親しくなっていき・・・。ダイアン・デュプレ(ダイ)とその息子スティーヴの運命は、この法律により、大きく左右されることになる。“変容を強いられる人間の苦悩”を描き続ける若き天才監督が放つ、渾身のメッセージ

3/10点!!この作品で、カンヌ審査員賞を獲った25歳のグザヴィエ・ドラン監督も凄いですけど、この母子を演じたアンヌ・ドルヴァルとアントワーヌ・オリヴィエ・ピロンも凄い演技魅せてます。ダイアンが、カイラが引っ越しの挨拶に来た後に見せた反応にグッと来ました。衝撃的な法律とは言いますが、映画の中では、法律で左右されている感じはなくて、しかも、法律と言っても、強制入院させる事が出来る、やっぱり止めたいと思えば、書類を書けば止めさせる事も出来るって、これ、精神科では、架空の国じゃなくて、日本でも、世界でも、実際行われていることですよね。そういう人、たくさん見てきましたし。なので、法律は抜きにして、何らかの問題を抱える子を持つ母親子どもの話として観ました。2時間超えで、光のいり方とか、撮影法にこだわって、話が進まないので、2度ほど寝落ちしそうになりました。綺麗なんですけど、アートから今一歩飛び抜けられていないというか。カイラの問題も、ふわっと触れなさ過ぎてて、彼女の家族が問題なのか、学校での問題なのかさえ、解からなかったです。母親にも、自己防衛本能というのが人間なので、備わっているわけで、でも、息子の事も命がけで愛してて、自分も息子も守るって、1人で2人分って実質無理なんですよね。その無理を、世の中の母親はやってるわけですよ。なので、捨てたくなっちゃうとか、次の瞬間やっぱり世界で一番愛してるとか、手元に置いておきたいとか、でも、ぶん殴りたいとか、当たり前だと思います。本能と戦いながら育ててるのだから、しょうがないです。母親は、子どもを産む時のあの痛みを永遠に感じながら生きなければならない生き物なのかなと、そうだとしたら、とてつもなく強い生き物だと思いました。2015年公開。

このデジログへのコメント

  • はらぺこ 2016年02月01日 22:46

    父親には分からない母親の気持ちが垣間見れるのかな。。。

    どちらにしても、やっぱり!子供には母親は特別な存在だと
    思いますよ。(^^/

  • ユリ 2016年02月02日 00:09

    > はらぺこさん
    父親も親なので、親なら誰でもこの作品に何か感じるところはあると思いますよ。ちゃんと育ててる父親ならですけど(^^;)

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