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反「反日デモ」を訴えた中国人たちの声

2012年10月09日 04:27

焼き打ち、略奪、破壊行為……。日本政府による尖閣国有化を受け、中国全土に広がった“反日暴動”は、日本人の心に深い傷を負わせたことだろう。中国憎しの反中感情をたぎらせている人も多いかもしれない。だが、反日暴動は一部の中国人の所業に過ぎないと断言しておこう。むしろ、体を張って反日暴動を阻止しようとした中国人が数多くいたことを知ってもらいたい。
満州事変の発端となった柳条湖事件が起きた9月18日には、日本領事館も入居する広州花園酒店前に「理性愛国、反対暴力」のプラカードを掲げた学生グループの姿があった。彼らは反日デモで荒れに荒れた花園酒店前でゴミ拾いを行い、「反・反日デモ」を訴えたのだ。

 ゴミ拾いを行う彼らの様子は中国ツイッターの微博を通じて拡散。「中国の将来にも希望はある」というコメントと共に、何十万回もリツイートされたとのだ(日本のツイッター上でも1万2000回以上リツイートされた)。

 西安では被害拡大を防ごうと「前方反日デモあり。日本製車はUターンしてください」というプラカードを掲げる中国人男性も現れたし、別の都市では以下のようなメッセージを綴ったプラカードを掲げて反・反日デモを訴える女性の姿もあった。

「私たちは戦争も地震も水害もすべて経験した。

今はファシストじゃない。

私たちの領土は殴ったり、壊したり、

燃やしたりすることで守るものではない。

今は文化大革命じゃない。

北京五輪は全世界が見ていました。

お願いだから、傷つけるのをやめてください。

私たちの祖国は愛で満ち溢れていることを思い出してください」

 残念なことに、この女性デモ参加者メッセージボードを奪われ、ビリビリに破かれ、その場に泣き崩れたという。だが、その様子がツイートされたことで、反日デモに反発する声はさらに拡大。彼女の勇気ある行動を称賛する声も溢れたのだ。

 このほかにも、「反日デモ反対」を訴える中国人の姿はあちこちで見受けられた。広州在住の日本人商社マン・Activeminority(ツイッターネーム・33歳)が話す。

9月中国南西部で起きた地震を受けて中国にわたり、被災者に対して救援物資を配ったりとボランティア活動を行っていた日本人の青年が、今回の反日デモ中国人に囲まれて怖い思いをしたと微博でつぶやいたんです。そうしたら、ある中国人が『我々を助けている日本人になんてことするんだ! 暴徒はやめろ!』とつぶやいて、それが大量にリツイートされました。私も、中国人の友人からは『危なくなったらウチにおいで』と励まされましたが、日ごろ日本人と交流したり、日本人に感謝の念を持っている中国人には、領土問題はさておき、暴徒化する反日デモには否定的な見方をする人が多かったんです」

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