疑似彼女

うちの近所にすむ、外国人の方が


私がよく買い物するｽｰﾊﾟｰにいました＾＾


声をかけようとすると、同僚の方と話してる様子


おじさん「おい、スー。お前の彼女はいつ日本にくるんだよ」


「写真も見せてもらったことないぞ？」


「本当にいるのか？」


↑


だいたいの話は理解しました。


私のお友達、スーさんが


同僚に彼女を見せろとせがまれてる様子


でも、スーさんは彼女いると聞いたことないし


何より日本に来た理由は、


4人兄弟で自分だけが男性で


一番下の妹が足が悪くて


病院にお金がかかるから出稼ぎにきてたはず


おじさん「スー、彼女いねえのかよ？」


「何が楽しくて日本で働いてるんだ？」


何も言い返さず、ただ笑って聞いてるスーさんに


「何ヘラヘラしてんだよ！さっさと国に帰ればいいんだよ！！」


この言葉にｶﾁﾝと来た私は


私「スー、お風呂遅くなっちゃった」


と話しながら、スーさんと手をつなぎました


おじさん「え？え？誰？？」


私「スーの彼女です＾＾はじめまして会社の方ですか？」


おじさん「あ、ああ…はい、そうです…」


私「ごめんなさい、早く買い物していかないと

観たいテレビがあるんですよ」


おじさん「……」


私「そうだ、もう無くなりそうだから、スー、ゴム買っていこっ」


と言ってやりました＾＾


おじさんの愕然とした顔の面白かったこと


一所懸命、家族のために異国に来て


毎日自分は質素な生活して


お給料をやりくりして、家族に送金してる。


それくらいは、私だって想像できます！


会社までいつも自転車で通って


遅くまで働いて、朝は早く出勤して


頑張ってる人を見下す人は、大嫌いです


スー「ありがとう、あの人いつも僕に彼女彼女言ってくるよ」


「彼女見せろ、教えろ言ってくるよ」


「僕、彼女いないし、仕事して家族助けるの頑張ってるからね」


「彼女いないよ＾＾；」


私「スーさん、私、余計なことしたかな？」


スー「大丈夫、きっとあの人、明日けいちゃんを誰って僕に聞くよ」


「あの人、綺麗が好きだから、けいちゃん好きだよ」


私「あんな人、相手にしたら時間がもったいないよ＾＾」


「私がいつでも彼女になってあげるから、お仕事頑張ってね」


自己満足で、いいことした気分に浸ってます