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「ブタがいた教室」レビュー☆

2011年12月09日 01:02

「ブタがいた教室」レビュー☆

妻夫木聡主演他。「ブタを飼おう! 大きくなったらみんなで食べよう!」。新しく小学校に赴任し、6年2組の担任となった熱血新米教師の星先生(妻夫木聡)が、クラスの生徒28人の前でこう言い放った。ブタの飼育を通して、人間が食べることを考え、命を見直そうという試みのもと、スタートしたこの実践教育。大量の餌やりや糞尿の始末など、様々な難問を乗り越え、子供たちは“Pちゃん”と名づけたそのブタクラスの一員としてかわいがり、200キロになるまで育て上げる。だが、彼らの卒業の日が迫ったとき、最大の問題にぶつかる。それは、一緒に卒業できないPちゃんをどうするかということ。親たちや学校を巻き込み、子供たちによる果てしない議論が始まる!

6/10点!!実話がベースのこの作品。どのくらいの年齢から本格的に「食育」というものを教える事が出来るのだろうと興味があり、観てみました。やはり、小学校高学年くらいが、生き物への愛情と、それを食べて自分が生きているという事への理解、感謝、拒絶など(それでベジタリアンになる人もいるわけなので。)を、きちんと考えるに、ちょうど良い年齢なのだなぁと思いました。それ以下の年齢だと、「可哀想。」が先行してしまうでしょうし、中学生にもなると「食べ物だから。」と深く考えずに割り切ってしまうでしょうし。でも、タイトルと最初の宣言通り、ラストはPちゃんを泣きながら食べるという展開になるのかと思ったら、そうではなく、どこか拍子抜けです。実話で、そこまでしたら酷過ぎるから、食肉センターに行く事にしたということなのでしょうけど、やはりそれが小学校6年生の限界の決断だったのだとしたら、授業計画を立てる段階で、見通せなかったのかなと思いました。考える事は大切だけど、最初の方向性と違う結論で皆を納得させる形になっていたのは、星先生の計画が見切り発車だったからで、それは結果、良かったとしても、違うのではないかと思いました。日本も、外国のように、農場などに行って、生き物が食べ物になっていく過程をきちんと見てそれを食べて、ディスカッションする事は、必修授業であるべきなのだと思います。今そうでない事自体も含め、日本教育が遅れ過ぎている証拠だなぁと感じる作品でした。2008年公開。

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