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成程話:相手の顔をつぶさない

2017年09月06日 23:52

「相手の顔をつぶさない」という話。


ある企業の共同創立者の話です。

その企業は2人の人物が創立したのですが、この2人の間で1つの約束事があったそうです。
それは、こんな約束でした。
「もし、2人の意見がA案とB案で対立して、そのうちA案のほうを採用してうまくいかなかったとき。
B案のほうを推していた側は、『ほらね、B案がイイって言ったでしょ』とは絶対に言わないようにする」
つまり、失敗したときに、「ほらね」って言って蒸し返して、失敗した案を推した側の顔をつぶさないということ。
合意したなら、選んだ案は2人の案なのだという取り決め。
2人で長い間うまくやってこられたのは、この約束があったからだというんです。
これ、そのまま、会議の場でチェアマンが忘れてはいけないことです。
つまり、会議で、A案とB案という2つの意見が対立して、A案が通ったとき。
Bの意見を推していた人の顔をつぶさないということがとても重要なんです。
顔をつぶしてしまうと、つぶされたほうが意地になってしまったり、両者にしこりを残してしまったりということになりかねません。

さりげなく人を動かす スゴイ!話し方
山崎拓巳 著
かんき出版


これは、あるあるなお話!
「ほらね!」って言ってしまったり、言わなくても思うことってよくあります。
本当に良くできた上司社長というのは、「ほらね」と思っても言わない、それをやったらどうなるかは何となく分かるけど言わない、それでいて相手を導いていくことが出来るのでしょう。
また、職場だけでなく家族や仲間でも同じことが言えます。
たとえば旅行で「沖縄に行こう」と決めて、「台風が来るかもしれないから北海道にしない?」という意見を出していたとしても、沖縄に決まったのならば台風が来ようが前日雨だろうが楽しまなくてはなりません。
「だから北海道にしようって言ったじゃない」と言ったら、しらけるし嫌われます。
一度採用を決めたのなら、どんなことがあっても守り抜くのが上司社長の務めであり、後から「だからやめた方がいいって・・・」はいけません。
どうしても、相手を疑ってしまって自分を正当化しようとしてしまう・・・。
「信じ切る」ことを学べなければいけないのかもしれません。

この「信じ切る」ということに気付かせてくれるお話を紹介して終わります。

戦前の話

明日工作をするからナイフを持ってくるようクラスに呼び掛けたら、翌朝、ある児童が自分のナイフがないと言い出しました。
先生は「ひょっとしたら、あの子が盗ったのかもしれない」と思った児童がいたので、「運動場で遊んでおいで」と、クラス全員を外へ出し、盗ったと思われる子の机を見たら、やはりナイフが入っていました。
先生はすぐに裏口から近くの文房具屋へ走り、同じナイフを買ってきて、盗られた子の机にあった本に挟んで入れておきました。
子供達が教室に帰ってきた時、「もう一度ナイフ探してごらん」と言うと、「先生、ありました」と生徒は言います。
「しっかり探さなければダメだぞ」と言いながら、百分の一秒くらいの時間で盗った子をみたら、その子はじっと先生を見ていました。
それから何年か経って、時は終戦間近だったそうですが、先生の元に一通の手紙が届きました。
そこには、
「あの時、みんなの前で先生に叱られていたら、自分はろくな人間になっていなかったと思う。
これからも自分のように恵まれない子どもに、どうぞ愛の光を当ててください」
と書いてあったそうです。
続けて、
「自分は明日、沖縄へ向けて出撃します。出撃しても先生のことは一生忘れません」と・・・
つまりその手紙は、その子の遺書だったのです。
月刊致知」2009年1月号より)

このウラログへのコメント

  • kokotetu 2017年09月07日 05:53

    お初の通りすがりです。
    いいお話ですね!ついつい忘れがちな配慮ですね。
    気を付けなければ…

  • ボーグ 2017年10月28日 07:19

    久しぶりに立ち寄らせていただきました。
    相変わらずいいお話をありがとうございます。

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