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趣味は読書、痴性と狂養の読書

2014年11月14日 23:11

本を読めば、知性と教養が養われると思う人は、多いかもしれない。しかし、僕に限っては、それは全く無いに等しい。読んだそばから、忘れて行って、何も覚えていない。単純に言えば、ある程度漢字が読めるから、どんな本でも一応目を通すことは出来る。しかし、ショーペンハウエルが言っているように、読むばかりで考える事が無ければ、読書も意味を成さない。たとえ、一日に必ず一冊新しい本を読んだとしても、考えなければ活字が頭を通っただけである。そもそも活字を読んで僕らは、その活字から何かを頭に描く。例えば、「赤いリンゴ」といわれて頭に描くリンゴは、十人十色。僕が頭に描くリンゴは、誰かのと似ているが、決して一緒ではない。絵や写真や映像はその点、どんどん個人の想像の領域を狭めてしまう。赤いリンゴの絵、写真、映像とどんどん具体的になる。
ここで、ウラ的に強引に話題を変えれば、自慰行為は想像を伴って行うのが良いらしい。現代のように、無修正の映像が、氾濫している中で、敢えてそれらの手助けを借りずイマジネーションだけで、マスターベーションを行う。それが、創造力を養うらしい。確かサディズム語源は、マルキ・ド・サドで、マゾヒスト語源マゾッホだったような。サドは、獄中で沢山の作品を書いた。何もない獄中でである。安易に、エロ動画など見て、即物的に興奮するより、何もないところから、この世にいない理想の異性を創造して、エクスタシーに達するのは、非常な快感かもしれない。
四畳半襖の下張り」が猥褻かどうかの裁判井上ひさしは、「自分はすき焼きにも発情するが、すき焼きわいせつか」というような趣旨の発言をし、荷風を擁護したが、想像力が研ぎ澄まされると、すき焼きでさえ、エロスの対象になるようである。想像力を鍛えるのは、必要かもしれないが、あまり想像力が逞しいと、日常生活で常に発情していなければならなくなるかもしれない。

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