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ネットの印象的な話、2つ
2014年05月23日 09:23
[おじいちゃんの若き日のラブレター]
昨年、おじいちゃんがこの世を去り、後を追うようにお婆ちゃんが死に、ペットの犬と猫がそれに続いた。
あっという間に、家の中がからっぽになってしまった。
二世帯住宅で、生まれた時から一緒に暮らしていたおじいちゃんとおばあちゃんは、両親がいない時に面倒を見てくれたり、遊んでくれたり、第二の両親といってもいい存在だった。
家族全員で、ゆっくりと遺品整理をはじめる。
服、アクセサリー、写真、思い出の品々を丁寧に片付けていくと、部屋にはどんどんものがなくなっていった。
最初のうちは、なんだか部屋を荒らしているみたいな気がして、ためらいがあったけれど、ああ、もう2人ともこの世にはいないんだな、という実感が、徐々にわいてくる。
ふとおばあちゃんの部屋の片隅に目をやると、きれいにまとめられた大きな箱が一つ置かれていた。
なんだろうと開けてみると、そこには、おじいちゃんがおばあちゃんに送った手紙の束が入っていた。
研究の仕事をしていて、全国あちこちを回っていたおじいちゃんが、おばあちゃんに気を遣って送った手紙だ。
「元気にしてるか。こっちは暑いぞ。」
「女が言い寄ってきたりすることもある。でも僕にはきみが一番だ。」
「早く会いたい。」 愛の言葉の数々。
そして、手紙の最後には必ず「君にキスを送るよ」と書いてあった。
最後には痴呆も入り、弱々しく介護されていたおじいちゃんとおばあちゃんの、輝いていた時代が目に浮かぶ。
すごく新鮮。
こんなに初々しい2人だったなんて、と、思わず笑ってしまった。
手紙の束の中に、「取扱注意」と赤文字で描かれた大きめの封筒があった。
不思議に思って開けてみると・・・なんと、おじいちゃんがペンで描いた、おばあちゃんの絵。しかも、裸体だった。
線一本で描かれたおばあちゃんの姿は、本当に、とってもきれいで。
しばらく言葉を失った。
2人で一緒に生きていくって、こんなに素敵なんだことなんだなあ、と、思わず涙がこぼれた。
[会いに来てくれた魂]
私は、2人目の子どもをお腹に宿していましたが、11週0日で、自然流産してしまいました。
前日まで元気に心臓を動かしているのを見ていたのに、突然の大出血とともに、赤ちゃんはお空へ帰ってしまいました。
病院の先生からは、「染色体の異常による自然淘汰の流産でしょう。お母さんのせいじゃありませんよ。」と言ってくださいましたが、私は昨日まで生きていた命のことを思うと、そう簡単に割り切ることはできず、ひとりになると泣いていました。
家族の前では元気な顔をしていても、ひとりになるといろいろ考えてしまうのです。
きっと、流産を経験した女性はみんなそうだと思いますが…。
流産してから数日たったある日の早朝、まだ薄暗い時間、私はふっと目が覚めました。
その時、私の手の中には、小さな小さな手の感触がありました。
「え?」と思い、息子のほうに目をやりましたが、息子は私よりはるかに離れた場所で寝ている。
何度も「夢じゃないか」と確認しましたが、意識ははっきりしていました。
寝ぼけてなんかいません。
ということは、この手は…?私には、すぐにわかりました。
お空に帰った赤ちゃんが、私に会いに来てくれたんだと。
私たち夫婦は、お腹の赤ちゃんにすでに名前をつけていました。
ちょうど、東日本大震災の直後に授かった命。
明るくこの世を照らしてくれるようにとの願いを込めて、男の子でも女の子でも、「旭陽(あさひ)」と名付けるつもりでした。
お腹にも、いつも「旭陽」と話しかけていたんです。
私は、心のなかで、「旭陽、おててをギュッギュッてして」とお願いしました。
すると、本当に、私の手の中にある小さな手が、「ギュッギュッ」と握り返してくれたんです…!私はうれしくて、切なくて。
旭陽は私のことを心配して見に来てくれたんだな、「もう悲しまなくていいよ。ママ、元気出して」って伝えにきてくれたんだなと、わかりました。
そう思ったら、小さな手の感触は、スーッと消えていきました…。
私は、旭陽が天国へとのぼっていったんだなと感じました。
私は霊感が強いわけでもなく、フツーの人間です。
でも、こんな不思議な体験をすると、やはり人間の魂は生き続けるんだなって感じましたね。
死んだらまったく「無」になってしまうなんて、さびしいですものね。
不思議だけれど、とても心が温まる、素敵な感動体験でした。
私の一生の宝物です。
このウラログへのコメント
産まれる前に失った命でも
ほんとに心から繋がってた事のわかる不思議な話ですね
でもあり得ると思います
SYUZO-さん:あってもおかしくない気がしてきますよね
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