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いい話…子どもたちが夢にする仕事にしたい

2011年11月19日 02:50

いい話…子どもたちが夢にする仕事にしたい

子どもたちが夢にする仕事にしたい】
居酒屋甲子園のお話♪


今回、日本一に選ばれた“螢”の初代店長高木隆二。

彼とは、7年前から、良きライバルであり、弟みたいな存在でした。

隆二は、幼いころに、父親を亡くし、決して弱音を吐かない母親にたくさんの愛情を受けてきました。

子どもながらに

“お母さんを喜ばせたい。”

と、初めてつくったケーキを、お母さんが、めちゃくちゃ喜んで食べてくれたことがきっかけで、料理の世界に入りました。

暖かい家族に憧れていた隆二にも、息子ができ、幸せいっぱいの家庭でした。

4歳の息子は、隆二の握るお寿司大好きで、

何より、隆二の寿司を握る姿をカウンターで観るのが大好きでした。

そんな隆二の姿を観て、息子は、

「大きくなったら、お父さんのようなお寿司屋さんになりたい。」

と夢を口にされていたそうです。

そんな時、突然の事故で、息子を亡くしてしまいます。

2009年10月11日、“螢”の2周年の出来事でした。

隆二から笑顔が消え、しばらく店を離れることに。

そんな時、隆二の横で一緒に泣いて、そばに居て支えてくれたのが、寺川社長でした。

「どんなに時間がかかってもいいから、必ず戻ってこい。
俺たちは、お前をずっと待ってるから。」

「隆二さんのためにも、俺たちが全力で店を守ろう。」

隆二にとって、寺川社長の言葉、仲間の言葉が、何よりも力になったそうです。

隆二は、昨日、5000人の前で、息子の話をするかどうか迷っていたそうです。

でも、隆二の嫁さんが、

「私は、
私が、どうしようもなく辛いとき、同じように辛い思いをされた方が、乗り越えられた話を聞くと勇気をもらえる。」

その嫁さんの言葉に、隆二は、一人でもたくさんの人の勇気になれるのなら話そうと、5000人の前で話してくれました。

プロ野球選手や、サッカー選手じゃない、飲食人の僕たちでも、
子どもの夢になれる。
子どもヒーローになれる。
僕は、この居酒屋を、もっともっと、子どもたちが夢にする仕事にしたい。」

涙ながらに熱く話す隆二の言葉は、たくさんの飲食人の心に響きました。

そして、たくさんの人に勇気を与えたと思います。


大感動の居酒屋甲子園DVDの発売もあるそうです。

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