欲望に走れない

頭の中ではいろいろと妄想していても、いざとなるとそれを行動に移せない。
それが私だ。

例えば女の子と自分の部屋で二人きりになる。
もちろん恋人でもなんでもない女の子だ。
こんな時、押し倒してしまいたい欲望はムラムラと湧いてくる。
でも、それを実行できないのだ。

「無理矢理」的なものが彼女を傷つけるのが嫌だから。
いや、そんな綺麗事じゃない。
拒絶されることで、自分が傷つくのが怖いのだ。
要するに臆病。

何かにつけて、悲観的な想像をしてしまう性質なので、どうも最悪の結果ばかりを考えてしまう。
こういうのを理性が勝つというのだろうか？
そういえば聞こえはいいけど、本当は弱虫なんだ。

俗に言う据え膳を食えないタイプなのだろう。
こういう男はどうしてもチャンスが少ない。
いや、チャンスを見逃してしまうわけだから、少ないどころではなくて、皆無と言っていい。

はぁ。。。我ながら情けない話ではある。
もっと欲望に正直に生きられたら。
せめてそういう時だけは、肉欲が先行してもいいんじゃないか？

男として、どちらの人生が幸せなのか。。。なかなか答えは出せないが、少なくとも今の私が幸せでないところをみると、本当は欲望に正直に生きた方が、充実した人生を送れたのかも知れない。

きっとこの性格は一生治らないだろうなぁ＞＜