【妹ラブ学園祭編】夜伽の時間

ごそごそ……。
その夜は、やはり妹が忍びこんできた。
「お兄ちゃんお兄ちゃん、電気つけて」
ん……。灯りをつける。
そこにいたのは和風な衣装の妹だった。
「ど、どうかな……////」
うーん。
どうやら学園祭準備で作った衣装を評して欲しいらしい。しかし僕はファッション部とかの経験もないので、技術面の話しはできない。好き嫌いで話すしかなかった。
正直言って……
時代劇で良く見る、江戸時代的な髪型は好きじゃない。てか嫌いだ。だから、その髪型はしてほしくないな。衣装全体は悪くないよ。
「うん。そうする。てかこの衣装は学園祭当日に選ばないけどね」
妹は件の髪型のかつらはしてなかった。なんとなくわかっていたのだろう。僕が好きなのは巫女さんやゴスロリとかだって……。
ごそごそ……
「夜伽の時間でございます。上様」
妹は慣れた手つきで僕のを取り出して握ってしまった。
はあはあ……。
しかし、なかなか愛撫に移行しようとしない。
「お兄ちゃんって、優しいよね……」
何を言うのだろう。妹の表情を見たら、微笑んではなかった。
ひょっとして何かの嫉妬か？
「ううん。ごめん。ちょっと独占欲なのだ」
にぱっと笑う。でもまだ愛撫をしてくれない。
「わたしは優しくしないもん♪……どうして欲しいの？お兄ちゃん」
え？え？え？
あたふたあたふた

続く！

お題について
ねーよ！！エチケットくらいわからあい！