人生最初の映画鑑賞

人生最初の映画鑑賞は、
その頃田舎に住んでいて、映画館もその数が少なく、封切館はなく、都市部での映画封切りより、半年あるいは一年くらい遅れて上映されるのが普通でした。
当時の映画館の場内は今よりも薄暗かったのを思い出します。そんな時代の映画館で観た作品は、
「子鹿のバンビ」です。
ディズニー映画です。
まだ小学校に上がる前だと思います。
母に連れて行ってもらったのを覚えていますが、おそらく多くの大人達も観たと思います。
映画のストーリーはもう覚えてないですが、印象的なシーンを覚えています。それは、映画の後半の方だったと思いますが、子鹿のバンビとその母鹿とが棲んでいる森が大火事になるシーンです。森が火事になり、そこに棲んでいる動物たちが逃げ惑うシーンです。そこで、母鹿と子鹿のバンビとが逃げ惑う最中に、離れ離れになるシーンです。
森全体が火の海となって、動物たちも皆我先に逃げ惑う中で、母鹿と子鹿のバンビが互いを見失い、お互いを探しながら、火から逃げ、逃げながら、探し求める、、、ハラハラドキドキ、、、がんばれーって応援したくなるそんな場面で、、、僕は、「バンビー、バンビー」と叫んでいたそうです。
木々が燃え盛る炎の中で、親子の鹿が離れ離れとなり、、、いまでもそのシーンだけは想出します。