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先代旧事本記

2020年04月06日 19:36

誰でも手に取れる史書、通史を書いたもので神話時代からのものを

古事記
日本書紀
古語拾遺 斎部広成選
愚管抄 
神皇正統記 北畠親房

これくらいかな

日本書紀以降の歴史書としては

続日本紀
日本後紀
続日本後紀

これらは日本書紀からのつづきのいわゆる正史

まだあるが文庫本で手に入るものはこれくらい
先にあげた五書は興味本位で読めるもの
後の三書はほぼ同時代に編纂されたのもので細かいところを調べたい時に役に立つ

今書いているこの物部シリーズは
神話時代の解釈にあたるのでメインは先の五書ですむ

さて先代旧事本記

この本は江戸末期あたりから
恐らく国学が盛んになって以降偽書とされているため今現在は書籍化されてはいるが
お値段が張るので買ってまで読もうという酔狂な者はいないので流布もしていない
実際中身もほぼ物部氏の家伝に近く、そういう意味でもバランスの悪い史書で
序文には蘇我馬子撰とあり聖徳太子もそこに連ねているのでそこに作為はある
しかし江戸初期までは記紀と同等の扱いを受けていたことは間違いない

何故そういえるのか、答えは簡単で今現在も残っているからである

歴史の必然として時の権力者にとって不都合な事実は残らないし曲げられる
場合によっては無かったことにもなってしまう

この時代のものは勿論皆写本であり
必要な書物はどれほど写本が残っているかは
写本された量にによるとおもう

例えば源氏物語
紫式部作といわれている
しかしオリジナルのタイトルは不明であり
古いもので「紫の物語」というタイトルがあったとされるが
紫式部の付けたものでは無く流布する過程でそう呼ばれたらしい
源氏物語」として整理し物語として完結させたのは藤原定家らしい
平安貴族筆まめで多くの異本があったことが想像される
これ以外も皆同じであろう

需要があるから筆写されるのであって
興味のないものは残らない
残ったとしても原本から離れ全く内容が変わっていくものも多いだろう
そのような書物は当然淘汰される

神道に関していえば
今残っている祝詞は中臣祓え言葉であり
神道吉田神道であり
歴史上祭祀を司った家はあまたあったが
吉田神道であり中臣祓えである
そんな中、物部氏の十種祓えが残っていること
敢えて言えば表に出ていること自体が異様である

これは想像でしかないが
出雲には出雲のみに伝わるものが恐らく秘匿されているだろう
神社丹後もまたそう
伊勢も勿論そう

皇室にも皇室祭祀を残し王家と名乗ることを許された
「白川伯王家」という特別な宮家があったが
近代の論理により昭和に家が無くなって知った
この伯家神道ももう既に失伝している

なんかまた長くなりました

次に先代旧事本記の中身について書きます

このデジログへのコメント

  • ネコマルver2 2020年04月06日 21:00

    早くタイムマシンが開発されへんかなぁ。
    行けたとして、実際に知ったとしても、自己満足でしかないやろうけど。
    でも、知りたい!

  • ぶだい 2020年04月06日 22:38

    > ネコマルver2さん

    楽しそうですよ、行けたら
    平安後期なら漢字やひらがなカタカナ有りますから
    コミュニケーションは取れますしね
    ワクワクします

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