「かつてないモノ」が「ない」という話。

私は貧乏です。
が、仮に、どれほどのお金持ちであっても。
あるいは、今後どれほど値下がりしても。

ブルーレイに手を出すつもりはありません。
ＤＶＤで充分です。

というのもですね。
レコード→カセットテープは「録音」、
カセットテープ→ＣＤは「劣化しない・頭出しやランダム演奏など」、
ＣＤ→ＭＤは「ＣＤと同じことが、自分の好みで編集してできる」、

大きなステレオセット→手提げラジカセは「持ち歩ける」、
ラジカセ→ウォークマンは「ポケットにすら入る」、
と。

これらの、進歩した新製品には常に、
「不可能だったことが可能になった」という、
「かつてないモノ」がありましたが。

ＤＶＤ→ブルーレイにはそれがない。
画質だの容量だのは、「もともとあったモノ」が進歩してるだけで、
「かつてないモノ」ではない。

考えてみてください。
ＤＶＤのひとつ前、ビデオカセットの時代に、ですね。
アニメやドラマを何作品も全話録画とかしたら、
カセットの体積が結構なものになります。邪魔になります。
あの「宮崎事件」の犯人の部屋がいい例です。

しかし。
ディスクならペラペラの１枚でかなりの量が入ります。重ねても邪魔になりません。
加えて、上記の「カセットテープ→ＣＤ」と同じ変化もあり、
何から何まで便利になって、大衝撃でした。

が。
ＤＶＤ→ブルーレイにはそれがありません。

あと。
興味のない方にはすみませんが、ゲーム機もそうです。
我が家ではまだＰＳ２が現役です。新しいのを買う予定はありません。

これもブルーレイと同じ理由。
ＦＣ・ＳＦＣの時代は、ソフトが「カセット」でした。それがＰＳやＳＳで
「ＣＤ」に変わりました。外見だけで明らかに異質なもの、大変化でした。そして、

ＰＳ１
「テレビで放送されてるのと同等のアニメ！　喋って歌ってる！　かつてないモノだ！」
ＰＳ２
「多数のポリゴンキャラが、広大な地平を個々に走り回ってる！　かつてないモノだ！」

……しかし。
そこから先は、「かつてないモノ」って感じがしないんですよ。
「もともとあるモノ」の進歩版、拡大コピーとしか思えず。
「より綺麗になった」「より大きくなった」などであって、「不可能が可能に」ではない。

そう、ＤＶＤ→ブルーレイと同じです。


「年寄りは、問答無用で古いものばかり有難がって、新しいものを受け入れない」
とはよく言われます。一面の真実ではありましょう。

しかし。
上記の、カセットやＣＤなどの流れが示しているように。

私の世代が、
「１０代～２０代」の頃に次々と味わった大変化、「かつてないモノ」のわくわく感は、
「３０代～４０代」の時代にはあまり発生していないのではないかと。

そのように考えております。

（大変化の代表例、「携帯電話」と「インターネット」も、
　２０代末期にはもう充分進歩してましたしね。ガラケでもネットを使える以上、
　スマホはガラケの新バージョンみたいなもんで、「かつてないモノ」とは思えません）　


☆☆もちろん☆☆

2018/1/20のログで主張しましたように、私は「未来に起こる進歩」には
大いに期待してますし、必ず起こると信じております。

「まだガラケを使ってるの？」が、
「まだスマホを使ってるの？」になるのは、五年後か六年後か。
まぁ十年とはかからないでしょう。
（今回の画像は、2018/1/20分の画像と同じ、「企業戦士ＹＡＭＡＺＡＫＩ」です）

☆☆「作品」で見ても☆☆

ドラゴンボール、セーラームーン、エヴァ、コナン、
マリオ、ポケモン、ＤＱ、スト２、テトリス、ときメモ、
もっと遡れば戦隊・ライダー・ウルトラなども。

これらに匹敵するほど、後の世に大影響を与えた
（単にヒットしただけではなく、新しい流れを作った）作品が、
直近の１０～２０年ほどの間に、いくつ生まれたかというと……