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ずぶずぶと、底なしのぬかるみのような泥濘に自由を奪われ、ボクの思いは果てしなく朽ちていく

2009年10月28日 22:45

寒い
眠い

そんな単語しか、
ボクの目には映らなくて

いったい、何のために
誰にあてたのだか、
さりとてアドレス
紛れもない、
ボクのものではあるのだけれど。

きっとこれは、
何かの間違いで
例えばキーボード
玩具として与えられたチンパンジー
ハムレットの一節を
綴る可能性が
ゼロとは言えないのと同じように
ボクとは全然、関係ない
こころも意味もない
偶然並んでしまった文字何だと思えば
納得できないでもないけれど

一体、なんに伏線を張りたいんだか?
さっぱりわからないボクには
処置に困る代物でしかない

それでも、
やすらいで
文字を追うことができるのは
夜の帳が下りるまでの
束の間でしかなくて、


何をそれほど、
ねつ造したいのだか?
まともに言葉を
返すこともしない
その厚顔と無責任と思慮のなさに
泣きたくなるような思いを

「ボクの知らないキミは
なんてタフなんだろう?
人に迷惑をかけない程度に
おはげみください」

なんて、力無い言葉にこめたつもりでしたため、
キミにはほとほと、
愛想がつきたよ、なんて
続けようとしたとき、
疲れ果てて、何を思うわけでもない
キミのくちびる

発車を告げるプラットフォームアナウンスの手前で
かろうじて聞き取れる
言葉を、発している

ボクにはもう、
答えようもないけれど

それは

おやすみなさい

と、聞こえた気もする

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