- 名前
- ヤヨイ
- 性別
- ♀
- 年齢
- 50歳
- 住所
- 大阪
- 自己紹介
- 主にログ交流を愉しんでます♪ 読むのも書くのも大好きなので 気になったログには フレ...
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千夜一夜物語
2009年01月27日 23:21
ドゥンヤザードが 密やかな声でねだる
「お姉さま
夕べのお話の続きが 気になるわ」
チラっと王を覗くと 無理に難かしい顔のまま
毎夜 低い声にて こう答える
「話してみるがよい...」
ああ 恵み深き王様
どうぞ... お聴きください...
眉目端麗 聡明な娘 シェラザードは
優しく響く その囀りで
王の夜伽を始めてゆく
千夜一夜物語
一般には 千一夜物語
または
アラビアン・ナイトの方が 馴染み深いのだろうか
ササン朝ペルシャ
妃に不貞を働かれ
全ての女性を憎むようになり
毎夜 若い女性と一晩過ごした後
朝には処刑する 残忍な王シャフリヤール
それを知りつつ 妹を引き連れ
王の元へ自ら赴く 大臣の娘シェラザード
妹のドゥンヤザードが 話しのきっかけを作り
それを受けて 彼女は
王が興味を隠せない
突飛で 誰も聴いたことのない説
冒険 事件 笑い 涙
哀憐 悲恋 人情ありの話しを展開させる
そして 佳境に入るやいなや
「今宵はこれまで。。。続きは明晩。。」
と 話しを断裁するので
シャフリヤール王は 話しを最後まで聴きたい欲求のまま
他の女性を寄せ付けず...
無駄な血を流さず 千一夜
その歳月で 王の歪んだ心を立て直したというおとぎ話し
話しの舞台は インド ペルシア エジプト....
果てしもない 海 陸 山 谷にて
英雄
商人
旅人の物語は
彼の小指の先まで浸透
胸をそそり 心駆りたてる
余程の根気がなければ
全ての話しを解した人も少ないだろうが
中の幾つかの話しは 万人の知るところだろう
アリババと40人の盗賊
アラジンと魔法のランプ
そして 第536話から566話には
シンドバッドの冒険
（海偏 陸偏） が 記されている
ーRimsky-Korsakov. Scheherazadeー より
https://jp.youtube.com/watch?v=s1aFrAV3d1o&feature=related
何故 その年月が「千一夜」なのかには
俗説がたくさんあるようだが
昔からの認識では
当時 千とは 無数を意味し
更に無数に 一を加えると
「想像を絶する 数知れない」夜を表すというもの
または 編者であったバートンが
偶数を忌み嫌い 凶扱いだとして
一を足して 縁起を担いだとも言われている
デジログを 毎晩書いたとして
千を数えるには 3年を優に超えてしまう
決行されている人を 私でもお見受けするくらいだから
日課と心に決めている人も 珍しくないのだろうか
シェラザードの話しは 千夜まで
千一夜目は
もう王には 語り掛けない...
もうすっかり 心解き放たれて 険しい顔も忘れた王
その彼の前に
シェラザードは 息子らを引き出す
三人の年子
一番幼い子は 生まれたて
「これは 貴方の落し物
王子達にございます
もう 私の話しが用なしにあって
私の首を刎ねるのならば
コレらは 母を失う身の上にございます・・・・」
厳かに訴えるシェラザードに
シャフリヤールは 涙
「おお！おお！
もうわらわは とっくにそちを許しておったのだ
女を憎む気持ちは 消え去った
これからは 平和を作ろうぞ！」
それを受けて 姉妹の笑顔
艶かしい姿態をくねらせて 喜びのダンス
人々も
恐怖政治の永久の終わりを感じて
絶えない 明るい宴会
呑み 喰らい 唄い 笑う。。。
そんな場面で 物語は〆られている
下世話な私は 当時 不思議に想ったものだ
「お話しだけでなく ちゃんとヤルことは。。。」
「妹は その間 どうしてたんだろ？参加？監視？」
「毎晩の話しだから 臨月でも 産み落とした夜でも。。
タフな女性だね～」
...誰か 同じことを感じませんでした？
詞の
想いの
何が 逆鱗に触れ
何処が 琴線を震えさせ
誰が
波に逆らい
禁断の舞いを覚え
赤い靴が脱げなくなるのか
溢れるばかりの 夢物語が
ここには点在 誘いこまねく
ああ 恵み深き王様...
私を嫌い 疎んじて
今宵で お呼びは消えるのですね
でも 心優しき あなた
私を
剣のしずくに散らすのではなく
黙って退出
二度とは お目にはかかりませぬ
それが デジの夜物語
冷やかし
ゆきずり
何の決まりも ありません...
最近 軽く入眠障害の私
柔らかく沁みる 素敵な夜伽を求めます
ああ 私のサラスバティー
私のマハラジャ
そう 私のスペキュレーション....
今宵も あなたを訪ねましょう
「もう来るな！」と 戸を立てられない内は
恐々ながら 心 弾ませて....
あなたの書く文章は
一番 あなたに 似ています....
このデジログへのコメント
> にゃんきちさん
ありがとう。。
じゃ これからお風呂前
貴方を感じにいっちゃいますね
「来るな」と言わない恵み深き猫さん
夢を頂戴に 伺います♪
> さやかさん
独立した話しだけが有名になっていたようにも思えますね
特に妹の存在は 知られていないようにも。。
どんなに偽っても 文は鏡
亜流は身につかず 自分色しか出ない物ですね♪
やっぱり３Ｐでしょ(笑)ヤヨイさん、魔法のジュータンに乗って素敵な話を聞かせに来て下さいな～
僕は 毎夜ﾔﾖｲさんのﾛｸﾞに 迷い込んでます～(^^ゞ
しかし やっぱり女性は強いです はい f(^^;
昔は「千」の価値も大きかったのですね。
今は長生き出来るようになったし、千円の価値も…（笑）
このログ読んでいて ベリーダンスの実演を思い出しちゃった。セクシーだったよこのころの王も見てたのかな
> りんさん
貴女に戸を立てる人は居ないでしょ♪
シェラザード 海の王子と王女
もし私が浅田真央だったなら この曲でスパイラルするな～
魔法のランプ いま手にしたら利己主義に使っちゃう
> てつやさん
昔の暴君の話しなんて 皆 滑稽茶番だらけですね
まあ 権力をバカに握らせると どんどん歪んでゆくのよね
え？なんか毒舌ですか？
今日 嫌な男にあったので八つ当たりっす♪
> 幟 梨緒さん
本当に世界各国 烈女伝は尽きないですね～
栄光の陰に女の知恵と涙あり
しかし 根気も才もないわたしゃ
（やられる前に！）と 一夜目で
先に寝首をかいてやります(^^)v
> やじろべいさん
あ～やっぱり～(^.^)何せハーレムの発祥地やもんね（適当）
私のジュータン ボロボロなので そっちが飛んできてください♪
次の満月の夜
東の窓を開け放ってます。。
> 赤ワインさん
迷いこんでしまったね(^_-)-☆怪しの森へ（いつも ごめんちゃい）
ライバルの話しで恐縮ですが
できれば白ワインのログよろしくです♪
すぐ はせ参じますので～ ^^;
> さきこさん
いや 私のお見送りは本当にすんごいですよ～
まあ こんな調子だから納得でありますが
挨拶もできず淋しいときも
さきこさんなら
その柔らかいお人柄に 皆訪問しちゃいます
> ωさん
3時じゃ 新聞配達しないとあかん気になるわさ いっそ
御身大事にしておくれ(T_T)
本に～？
そしたら 配架は「分裂症」コーナーで
決まり～とか言わないの～（姫ちゃん）
> 奈津さん
おお！流石はチャレンジャーの奈津嬢
1000歳まで長生き宣言かぁ★
なんてね。。。
千の夜を数え シェラザードにも愛が当然あったのだろうと
信じたいような不思議な本でした
> あすなろさん
独特の腰の動きが艶かしいアノダンスですね～
実演みたんだ！迫力だったでしょ 綺麗だし目が放せない♪
王は酒池肉林 どんな夜を過ごしても
ベッドでの寝物語が響いたのね
最後のくだりに色々な愛情を感じますね。
シェラザード…一度で良いのでお目に掛かりたい女性です＾＾）
> シマさん
ありがとう！実は一番深く思っていた処です
心の友～
何かの丸写しも哀しいし どんな拙い物でも文章って
その人の一番出る処。。
シェラザード 私もおそばに居て欲しい（爆）
不眠症は直りましたか？('-^*)/
羊を数えるのでなく過去の恋バナを思い出して
> やじろべいさん
「眠れないのならば 起きて仕事なさい！」
なんて 言わない優しい人♪
5日に一度は熟睡？かな～
だからOK牧場です
過去の恋バナ、、、
う～ん、、有ったかしら（笑）
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