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SAYURI

2006年01月16日 16:42

SAYURI

ワタシは小学生の頃、夢中で読んでいる少女漫画がありました
タイトルは忘れましたが・・・

主人公は薄幸の美少女
背中で切りそろえたサラサラの黒髪
それを質素なヘアピンでとめているのが、いかにも清楚な感じ
大きな瞳を伏し目がちにしているところが、長いまつ毛を強調していました

両親とは死に別れ、孤児院かなんかにいて、それでもすぐれた才能のおかげでバレエスクールに通っているんです
気だてがよくて、素直で明るくて・・・

ひょうきんで明るい親友と、カッコよくて優しい男の子がいつも彼女を見守っているんです

だけどそこで、彼女ライバルビシバシ嫌がらせをするわけ!
バレエスクール女王たる、お金持ちプライドが高くて、とっても綺麗なお嬢様
髪型は今やレトロなたてロール!

フツウは心優しい主人公に共感するものらしいでのですが、ワタシは悪役お嬢様に入れ込んでおりました

だけれど、ラストはいくら美しい悪役お嬢様も結局は脇役
オデット姫の役を貰った主人公に
「あたくしの負けね。。。」
と数々の洗練された嫌がらせを詫び、二人は仲良くなっちゃうんですよ!

おまけに主人公は、運動神経バツグン、勉強もできて、ルックスも最高で性格も優しい片思いだったバレエスクール王子様的存在の男の子と結ばれ、生き別れになっていたお爺さまと再会し、引き取られるんです
そのお爺さまが、許しがたい程の大金持ちだったりするんですよ!

悪役お嬢様を応援していたワタシは最終回は泣きましたね。。。
あまりの悲劇に。。。
大体、なんでお嬢様に対抗して主人公がリッチになってしまうのぉ!!??
しかもカッコいい男の子までモノにしてぇ!!
ホントに許せませんでした

今公開している「SAYURI」を観た時、昔読んだこのバレエ漫画を思い出しました
オペラ座の怪人」を観に行った時も思い出しましたネ。。。


昭和のはじめ
貧しい漁師町に生まれた千代(大後寿々花)は、母親譲りの青灰色をした不思議な瞳と、水の性分を持つ少女
9歳の頃千代は姉の佐津とともに病弱な母と年老いた父から引き離されてしまう
バレエ漫画の主人公と同じ様な境遇、笑】

二人が辿り着いた先は、おかあさん(桃井かおり)と呼ばれる女将が仕切る、花街置屋芸者が所属するエージェント?)「新田
けれど佐津は歓迎されず、千代だけが新田の家に売られるのだった
バレエスクールじゃなくて芸者プロダクション、笑】

新田」にはおかあさんの他に大きいおかあさん、世話係の小母、千代と同じ境遇のおカボという見習いの少女、そして花街一の売れっ子と評判の芸者、初桃(コン・リー)が暮らしていた
【初桃=正に悪役お嬢様!!】

家族から引き離された寂しさ、下働きの辛さ、何故か千代を目の敵にする初桃の執拗な仕打ち
それはそれは過酷な日々だった
【千代=バレエ漫画の薄幸の美少女

全ての希望を見失った時、千代に運命出逢いが訪れる
「こんな美しい日に、悲しい顔は似合わない」
そう声をかけたのは、立派な身なりをした“会長”(渡辺謙)と呼ばれる一人の紳士だった
【“会長”=生き別れになったお爺さま+王子様的憧れの男の子

「もう一度、あの人に逢いたい」
儚い夢を胸に、千代は美しく変貌を遂げ、やがて花街一の芸者さゆり”(チャン・ツィイー)となる
【オデット姫=花街一の芸者

だが、その先には過酷な運命と激動の時代が待ち受けていた


ハリウッドが製作した日本を舞台にした作品デス
ワタシはハリウッドが作った日本だから、どうのこうのと批判するつもりは毛頭ありませ~ん
そういうつもりなら初めっから観ませんわぁ!

あくまでファンタジーとして観にいきましたよん♪

冒頭の通り、昔読んだバレエ漫画そっくりなんですよぉぉ!
境遇や設定が!
ハリウッドの人間もワタシの小学生の頃読んでいた少女漫画と同じ様な感覚で作ったんじゃないでしょうかぁ?(笑)
そうとしか思えない!
この解りやすいストーリー、設定!

ちなみにワタシはさゆりより、さゆりイジメテいた美しき初桃に終始目がいってましたぁ!
だってチャン・ツィイーよりコン・リーのが凛としていて、仕草や雰囲気セクシーなんですもん☆

スピルバーグ製作の作品なのですが、スピルバーグが作るモノは大衆ウケする娯楽作品だからまぁ、こんなモノかなぁ。。。
って印象でした

でも時代背景や衣装、小道具なんか、忠実に描いていない所もあるみたいですけれど、ワタシはそこまで批評できる程詳しくないんで、映像や音楽は素直に入り込めましたよ
瞳と耳の保養に映画館で観るにはもってこい!だと思います

ただね、ただ、英語日本語を織り交ぜた会話??
コレはホント変でしたわぁ!!
「おカボ」(工藤夕貴)の事を→「パンプキン
って呼んでるのには笑えました
初桃、千代、さゆり、おかあさんはそのままなのに。。。
おカボでいいじゃん!!(笑)

ほぼ全編英語なのですが、時たま日本語で会話しているのが変。。。
コメディーとか笑い誘う作品ならワカルけれど、ハリウッドがマジメに作った日本を舞台にした作品なのに
イタリアンホラー英語で上映されるのは違和感ないですよね?
イタリア語英語は違うけれど、日本語英語よりかは近い部分ありますから

言葉ってただ、相手に伝えるだけのものじゃないと思うんですね
歴史や地域と供に言葉も変化してゆくモノだと思うんですよ
ワタシの中でそうゆう意識があるから、ファンタジーとして観ていたのに違和感覚えちゃったのかなぁ><


最後に。。。ワタシはさゆりのように「夜だけの女」にはなりたくない。。。
結局「夜だけの女」でしょ?
いくら好きな人の側に居れても欲張りなワタシにそれは無理ですわぁ!

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