大統領暗殺

２００７年１０月１９日

アメリカ中部時間２０：１３

合衆国第４３代大統領ジョージ・Ｗ・ブッシュ

二発の銃弾により　死去


「大統領暗殺」（２００６年イギリス映画）
監督・脚本・製作：ガブリエル・レンジ
出演：ジョージ・Ｗ・ブッシュ　ディック・チェイニー　ヘンド・アヨウブ　ブライアン・ボーランド
https://jp.youtube.com/watch?v=fRbH0JpC2Jk


こんなえーがよく作ったなぁ

と　予告編観て笑ったけれど

観終わった直後の感想は

ここまで嫌われちゃってる大統領も珍しいなぁ

ということでした


このえーがはフィクションです

フィクションなんだけれど　ドキュメンタリータッチで描かれていて　ブッシュさんもチェイニーさんもしっかり出てきます

暗殺される瞬間なんかリアルそのもの！！

出演シーンは合成映像なんでしょうけれど　ゾッとする程　現実なんじゃないかと錯覚する程　リアルです！！

何気なく深夜のえーが枠で流していて　何も知らない人が観たら　騙されると思います

だから！！オープニングに

「このえーがはフィクションです」

って出すのは止めて欲しかった。。。

最初にこんな注意書き見ると　一瞬興冷めするからぁ

せめてエンドロール終わってからにして頂きたかったワ


あの盛大な葬儀シーン　最高だったし☆☆☆


ブッシュさん亡くなってチェイニーさんが大統領に就任するワケですが　政治的になにか変わるかっていえば何も変わらない

それよか　暗殺者は誰かという問題で盛り上がるワケですよ

容疑者３００人だっけ？？（←忘れた。。。とにかく途方に暮れる人数）

その中で　一人のシリア人が第一容疑者にされるんだけれど　話は膨れ上がり　シリア国家の陰謀説にまで発展するんです

なんつーか。。。

その特定方法が結構コワイ

しかも現実にありえそうで。。。

実際の鑑識の曖昧さと科学捜査を鵜呑みにしがちな陪審員のエピソードとかはかなり興味深かったけれどネ

よくえーがで“銃から指紋が出た”というシーンがあるけれど　銃身はオイルが塗ってあるし　グリップは模様が入っているから銃から正確な指紋が取れる事はほぼないそうです

へえ～～って感じでしょ？（笑）

鑑識の曖昧さに耐えられなくて辞めた人の話も面白かった！

とりあえず　暗殺者＝アルカイダ！！

みたいな図式を作り出そうとするアメリカ

この暗殺者は誰か！？

ってシュミレーションは　ありえそうだねぇ。。。


でも　今時　ブッシュさん暗殺しようなんて人居るのかしらぁ？

中東問題が泥沼化しているこのえーがの様に　誰かを殺したからって　そう簡単に世の中変わるなんて実際有り得ないって事だと思ったねぇ

逆を言えば　居ても居なくてもイイって事でもあるのかもだけれどね＾＾；

まぁ　総理大臣という責務を全て捨てて病院に逃げ込んだ政治家をまだ政治家として居させてる日本国民からブッシュさんは批評できないとも思いますが。。。


しかし　あれよねぇ。。。確かにこのえーがそれなりに楽しめたけれど　よくよく考えればとても悪趣味な作品よねぇ（苦笑）

明らかにブッシュさんへの悪意があるもん！！

嫌いな奴なんか殺しちゃえばイイ！！

っていう発想からして　尋常じゃあないでしょ！？

アタクシはさぁ　嫌いな人間とか確かに居るけれど　

「死んでくれればいい」

なんて思った事ないのね

１０代の頃はあったかもだけれど。。。＾＾；

他人が他人の人生奪う事を現実的に平気で考えられるなんて　凄く思考が幼稚というか奇特だなぁと思ってしまうアタクシでございます　
　

“もし彼の家族だったとしたら、非常に辛いだろう。彼がやってき

たことが正しいか正しくないかは別として、世界で最も大変な仕事

かもしれないアメリカ大統領を思いやるべきだ。”
　　　　　　　　　　　　ケヴィン・コスナー


“卑劣で言語道断な映画。こんな恐ろしい話で利益を得ようとして

いる人に、うんざりします。”
　　　　　　　　　　ヒラリー・クリントン


妙に納得でございます。。。