趣味は読書、身も蓋もない

山口百恵の最後のシングル曲は、確か「さよならの向こう側」たったと思う。
出だしが、「何億光年輝く星にも寿命があると…」で始まる。　
それは、当たり前だが、他の星ばかりでなくここ地球にも当てはまる。
歴史に名を刻んだり、偉大な業績を残しても、結局星の終わりには、無くなってしまう。
最近、テレビで「人生百年」というフレーズを、良く耳にする。
しかし、どんなに伸びても終わりは来るのだ。
自分としては、長生きもしたいが、出来るだけ健康でいたいと思う。
僕が好きだったり、大切にしているものだったりも、僕がいなくなったら、どうにかなってしまう。
「俺の目の黒いうちは…」というフレーズがあり、ともかくも自分が生きている間は、他者の思うようにはさせないという意志を示している。
これは、自分のいる間はということだから、いなくなったら、どうなっても仕方ないということだろう。
人間に限らず、この世のものは全て無くなる。
あるとすれば、時の流れだけだろう。
何かのテレビで、「どうして人を殺してはいけないのか？」という問いに、なかなか良い答えが出ないと言っていた。
その時は、当たり前のことだからとか、常識だからとか思ったが、と自分なりに思ったが、今なら「命はその人のものであり、他人のものを奪うのは許されないから」くらいの答えをするだろう。
大した答えではないけれど、今はこのくらいが精一杯だ。