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7th Fukuoka Part 3 その嬌声はもう一組の

2018年12月18日 22:27

7th   Fukuoka  Part  3  その嬌声はもう一組の

その嬌声はもう一組のカップルからだった。

ねっとりとしたフェラチオが続く
自らの行為に夢中になり
アブナイ下着を見せつけながら激しくかきまわす
向かい側の二人に気をとられ
ほとんど視線を動かしていなかったから
もう一組の存在をすっかり忘れていた。
若いカップルだった。
女性の方は顔はそこそこだが、すばらしい肢体の持ち主だった。
男女ともすでに全裸
女性太ももに原色の小さな下着がまつわりついているだけ。
その形でソファのうえにたちあがり
座って上をむいている男の顔にまたがっている。
「いいよお。いいよお。」と店中に響く声でわめき散らしながら
足を少し広げ中腰になって、男の口にぐりぐりと押しつける。
こちらの二組のように互いに見せあうことを意識して
卑猥な形をエスカレートさせながら相手の反応をうかがう、
という余裕は微塵もなかった。
まさに二人だけの世界に入り込み、
狂ったように激しいプレイを続けている。
振り乱される髪。
汗ばんだ乳房ととがった乳首
贅肉のない、それでいてやわらかそうな下腹部。
薄いヘアの下からのぞくきれいなピンクの膣口。
したたる愛液がつーと流れてゆく見事な脚。
男の方は、上をむいてたれる愛液を激しくすすりながら
突き出しペニスをしごいている。
のどがときどき動くのは、
あふれる愛液を飲み干しているのかもしれない。
見せることを少しも意識せずに傍若無人
自分たちだけの世界に没我している姿は
それはそれで新鮮な見世物だった。

やがて、少しのためらいもなく、大声で
「イくよ。イくよ。」とわめきだすと
ソファの上で牝犬の形をとる。
男もひざまずいたかと思うと、そそりたったペニスを乱暴に挿入する。
ねっとりとした卑猥な行為を見せ合う場が
いきなり動物の激しい交合をする場に変わってしまった瞬間。
女も男もかなり早いペースで激しく腰を動かしたかと思うと
突然の痙攣に襲われる。
男も女も、同時に同じ言葉「うわあ。」を叫ぶ。
と、いきなり男がてらてらと濡れそぼる性器から
ずるりとペニスを抜き去ると、
振り向いた女の口にあてがう。
脈うつペニスから白い液体がほとばしるのが見えた。
それを呑み込み、なお残りをなめようとする
女の舌がのぞけた。

そう、確かに自分たちもしている行為なのだが
ここまで動物的に激しく、一途にされると
鏡で覗く自分たちの姿態よりはるかに迫力ある光景になる。
正直、彼らの若さとひたむきさがうらやましかった。
二組のカップルとも、この突然の生臭いショウに
魅入られたようにみつめている。
「すごいね。いいな。若くて。」と
ささやく女のスカートの下は以前より激しい洪水になっている。
指を入れてみると、奥にひきずりこもうとする動きが
心なしかいつもより激しい。
向かいのカップルには余裕をもって
見せつけて
「いやよ。」とは言いながらひそかに楽しんでいたのに
若い二人に完全にあてつけられたのか、ひどく敏感になっていて
軽くクリトリスをこすっただけで、眉をしかめてのけぞってしまう。
乳首を吸っただけで、首ががくがくと動く。
アヌスに触れただけで、身体がこわばる。
反応がどんどん鋭くなり、興奮が高まってきていたが
突然、「ねえ、帰ろう。」と言い出した。
こちらも十分に堪能した。
どちらのカップルも、いまやアクメの後のけだるさに
支配されてしまっているから、もう心残りはない。

外はさわやかな風が吹いていた。
奇妙修羅場から抜け出るとほっとするのはなぜだろうか?
ならば、わざわざ行かなければいいのに、と思うのだが
どうもセックスに対しては好奇心が抑えられない。
SでもMでもないのだが、
欲望はお互いに人並みよりは少し強いのかもしれない。
意図はわかっていたから
いつものようにホテルに向うことはしなかった。
ゆっくりと車を動かし、一般道を通る。
スカートをまくりあげてパンティをむき出しにし
濡れた布地の下に左手を這わせると、
愛液でぬるぬるになった
奥に中指を差し入れる。
最初のうちはこのいたずらに、
こちらをにらみ、手をはらいのけていたのに
最近では、むき出しのパンティをそのままにしておくだけでなく
股を広げて、指を迎え入れるようになっていた。
運転席の高い車から見られると、さらに噴き出すし
時には、こちらの指に加えて自分の指まで使うようになっていた。

亭主が待つ部屋が見上げられるいつもの駐車スペースで
またひとしきり、雄と雌の行為を始める。
そして、自分の部屋の明かりをともっていることを確認すると
「おもてに行こう。」と言い出した。
自分の部屋に面した河原に二人で降りる。
もちろん、街燈もない暗い空間だが、
遠くの駅の明かりや、自分の住居も含めたマンションからの明かりで
誰とはわからなくても妖しくうごめく様は見てとれたかもしれない。
車の中から、自分の部屋を見上げながら行為にふけるより
暗いとはいえ遮蔽物のまったくない
部屋の直下30メートルの河原での痴態は、はるかにスリリングだ。

ささやかエスカレートした亭主への復讐。
不貞の行為をさらすことによる快感の加速。
河原におりたとたんに振り向いて抱きつき唇を吸う。
ベルトをはずしてペニスを掴み出ししごく。
しゃがんで、くわえ、しゃぶりながら、
こちらのズボンブリーフを完全におろす。
スカートをまくりあげて、パンティをむき出しにし
クロッチをずらして自分の指も使い出す。
フェラチオを中断して立ち上がったかと思うと
スカートパンティも一気に脱いでしまった。
ストッキングカップル喫茶に入る前にはずしていたらしく
何のとどこおりもなく流れるようなアクション
下半身がむき出しになる。
同時に、上半身も脱ぎ捨ててしまう。
河原の草の上で全裸になってしまったのだ。
そして紫のパンティを自ら加えてしゃぶりあうことを強要する。
遠い明かりでも、決して視力がよくない眼に
パンティの色までそれとなくわかるのだから
いかにカップル喫茶で刺激されたとはいえ
これはもはや露出に近い行為かもしれない。
だが、女性全裸になっているのに、
こちらがもたついているのは失礼だと思った。
そこで、こちらも全部脱ぎ捨てる。
二人、全裸のまま紫の布切れをしゃぶりあいながら
まんこをかきまわし、ペニスをしごく。
おそらくこのとき、二人の脳裏には
前戯も何もなく、いきなり交合に移った、
さっきの若いカップル
見事な肢体がこびりついていたに違いない。
だから、
同じ形をとった。
脚を少し広げ、腰をやや落として
性器を広げた女の下にもぐりこんで
クリトリスからアヌスまでをずるりとなめ上げる。
女はさらに腰を落とすと、
ポールにすがりつくストリッパーのような形をつくって
愛液をたらしているおまんこを押しつけてくる。

なめあげる。
愛液が噴き出る。
押し付ける。
もっとなめあげる。
もっと愛液が噴き出る。
もっと押しつける。
さらになめあげる。
さらに愛液が噴き出る。
さらに押しつける。

胸をつかみ、荒々しくねじりながら
狂ったような恥態が続くうちに
だんだんと登りつめてくる。
そばを別のアベックが通ったが
もはや二人ともいっこうに気にしなかった。
「あなたたちも、こうして。」とつぶやくと
それを機に、行為が加速する。
腰の突き出しグラインドがいっそう激しくなる。
たちあがり、背後に回り
女の腰をこちらにかきよせて、
さっきの向かいの男や、若い男にはかなわないけれど
それなりに佇立したペニスを後ろからずぶりと挿入する。
ぴちゃぴちゃという音がかすかに響きだす。
やがて愛液が増えるのにしたがって
びしゃびしゃという音にかわりだすころから
あえぎ声が大きく切なくなりだした。。
「どう、気持ちいい気持ちいい?」
「ねえ、ちょうだい。おまんこに。」
「出して、奥に。いっぱい。いっぱい。かけて。」
うわごとのようにつぶやいているうちに
「イく。イく。イっちゃう。」が始まる。
カップル喫茶での行為、
車のなかの恥戯、、
そして全裸での野外交合。
こちらも我慢がつらいし、我慢の必要がない。
突然、自分の部屋の方に向きなおり、
見上げて
いっそうはげしく腰をゆすり
激しく濡らしながら登りつめてしまう。
同時に、こちらも射精する。
どくどくと長く多量の吐精
はげしく性器をひくつかせるその間中、
女の視線は自分の部屋から離れることはなかった。

その一か月後、おそらく離婚記念の福岡行きに誘われた。

(続く)

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