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【お題日記】アートとエロの違いは?

2017年07月08日 13:25

これはちょうど、仕事で取り組んでいる題材でもあるので現在の考察を。

アートは元々、ラテン語アルス、人による凡庸技術という意味を持ちます。アートの生まれは、写真のない時代の貴族階級の肖像画から。

その頃の画家は作品に対して、サインなんて書いていませんでした。しかし、サインの代わりに自分の顔を背景に小さく描くようになりました。

この辺りから、自己主張の要素がアートに含まれてきます。

飛んで、現在。
技術(スキル)に思考方法も含まれてくる時代です。
論理思考、デザイン思考、MBA、インターネット技術の発達も手助けし、目に見えない、形にならない、インタンジブルなものが価値を持つようになった時代です。

すなわち、現代のアートは人による技術(スキル)+自己主張に考え方が加わった時代です。

有名な作品で、マルセルデュシャンの泉という作品。
トイレの便器にサインを書いて、それを泉という作品として美術展に出品しました。
当時、デュシャンはある程度知名度のある作家だったため、名前を伏せてこの作品を応募しました。

もちろん、そうなると、審査員の方たちにとっては、無名の作家が便器を送ってきたよ。ということになります。

これが議論を生みました。

自己主張+新しい考え方

便器を用をたすものではなく、水が溜まる泉という視点でみたということを主張している作品です。

このデュシャンの泉から、広くアートは視点の再定義+その主張、そして作家から閲覧者への問いかけとなんらかの相互作用という意味合いを持つようになりました。

話ずれますが、美術の楽しみ方がわからないという人は、その作品がどういう視点について主張しているのか?なにを問いかけているのか?を頭にいれて作品を鑑賞すると楽しめると思います。


さて、アートエロの違い。

これはパートナーとの関係性にあるのではないでしょうか?
考え方の例を3点ほど。

1.本当に愛し合ったパートナーとの性行為
これはお互いがアーティストであり、アート作品になっていると思います。気持ちをぶつけ合う相互作用もあります。

相手に自分の視点を主張し合う関係だからです。


男⇄女、共にアート作品であり、作家です。

2.作業的な性行為アートではない。
なぜならば、新しい視点もなく、それの主張も存在しないから。セックスしたいという片一方の主張があったとしても相互作用が存在しないから。

セックスのためのセックスも同様です。

男→女、女→男、
もしくは男…(需要マッチ)…女
のパターン。

3.SMアート
これは個人的な趣味から書かせていただきました。しかし、形骸化したSMSMのためのSMは2の作業に含まれるため覗きます。

こちら少し1.2と異なると考えています。
1では、

(作品であり作品)男⇄女(作家であり作品)
(鑑賞者)男⇄女(鑑賞者)
(作家尊敬)男⇄女(作家尊敬)
お互いが作家で作品
お互いが相手を作品と見立てた鑑賞者
の関係性です。

か、SMでは少し異なります。
(作家)主人→従者(作品)
(鑑賞者)従者→従者自身(作品)
(作家として作品を愛する)主人⇄従者(鑑賞者として作家尊敬)

という関係性になります。
主人にとって、従者は自分にとって愛すべき大切な作品です。
従者は主人の主張や視点によって調教された作品としての自分自身の変化を感じることで、作家である主人を尊敬し、敬愛します。

以上が、自分の考えるアートエロの違いです。エロ本やAVはアートと言える作品もあれば、形式化した作品もあるのでアートと言えるのか言えないのかは一概には答えられないです。


なにか意見があればぜひお聞きしたいです。

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