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6th Haneda Part 13

2017年01月04日 22:10

6th   Haneda  Part  13

チェックアウトまでにさらに二度しかけられた。
だが、さすがに回復はかなわなかった。

まぶたをなめる。
耳たぶを噛む。
指をしゃぶる。
肩を噛む。
乳首をつまむ。
下腹を撫でる。
太ももをさする。

美しい顔が真剣そのものになって
瞳が奇妙に清純そうにきらきらと輝く。
白い裸身をくねらせ
濡れた部分をしっとりと押しつけながらの
ねばついた攻撃がこれでもか、これでもかと続く。
相次ぐ快感の波に確かに硬度は増し、上を向きかかるのだが
それが限度のようだった。
すっかり受身になって上を向いたまま、なすがまま。
それでも大きくならないペニスをいとおしそうにこすり
ルージュを塗りなおした唇で包み込み、ちゅうちゅうと吸う。
身体の向きを変え、顔にまたがってこすりつけ
クンニリングス強要する。
当然のように、舌を使い、
クリトリスからアヌスまでなめ上げると、
快感に腰を振るが
いかにせん、こちらのペニスに勢いは戻りそうもない。
しばらく顔面騎乗を続けていたがそれも中止し
今度は大きく股を広げて、
こちらの顔を見つめながらオナニーを始めた。
「見て、見て」
と言うように、せつない表情になると
さらに大きく晒して、びちゃびちゃという音を立てる。
左手の中指とひとさし指で
ラビアを思いっきりひろげ
ピンクの襞の奥までを見せつける。
右手の中指と薬指二本をおいしそうに飲み込むと
まるで咀嚼するように動かす。

かろうじてベッドボードにもたれかかっていた
枕の後ろから、またグロテスクおもちゃを取り出し
舌なめずりしながら、ぶすりとつきさし
最強にセットしてかき回しだす。
バイブの細かい振動と、
かき回す手の大きな周期が重なって
快感が数倍に増幅されているようだ。
「ねえ、またです。またです。またイっちゃいます。」
そういうとおもちゃをさらに飲み込むように
ぐっと身体をそらすと
愛液を噴き出すまんこをつきだし
そのまま、ガクガクとのけぞりだす。
「う。うわあ。」
もう、数え切れないほど迎えているアクメ
また訪れている。
狂ったような光景が次々と展開される
フルコースのライブショウ。
視線はおのずと局部を覗き込み
そのぐしょぬれのピンク卑猥な収縮に
欲望がかけ上がってくるのだが
やはり無理を続けてきたためか、
佇立には至らない。
股がいっそう突き出されたかと思うと
「イくうううう。」
と泣き叫んでそのまま動きが止まる。

愛液とともに飛び出してしまった濡れたおもちゃ
収縮を繰り返す性器のもとでクネクネと動き続け、
習字筆のようにみだらな模様をシーツの上に描いている。
強烈な視覚からの刺激。
めったに見ることなどできないすさまじいシーン。
すべてがしばし動きをとめ、
静寂が支配する中で
原色の大人のおもちゃだけが異様な蠕動と
形容しがたい羽音を立てている。

やがて、ようやく常態に戻ってくる。
「私、こんなに狂ったの初めてです…」
これは、嘘だ。
「…というより、こんなに狂い続けたの初めてです。」  
これは、本当かも知れない。

のろのろと下着を集めだし
ようやく裸に終止符がうたれる。
ぐしょぬれのパンティ
さすがにつけたくないのだろう、
ガーターをつけ、ストッキングをはく。
その姿のまま浴室に入り顔と髪を直しだす。
性器乳房をむき出したままで
鏡にむかって熱心に髪をとかす姿がひどくいやらしい。
顔だけ見れば、きれいで清純そう。
身体を見れば、卑猥そのもの。
この強烈なミスマッチが、相手の男たちを奮い立たせるのだろうか。
ブラをつけ、ブラウスをつけ、タイトミニのスカートをつけると
息をのむほど、素敵な女性ができあがっている。

非常識な恥態を露出し、
白蛇のように足をくねらせ
食虫植物のようにまんこで誘い
すみれ色のアヌスを晒した….
これが同じ女性だろうか、と思わせるほどすがすがしい。
寝る間も惜しんで、荒淫というより狂淫にふけった跡など
微塵も感じさせなかった。
こちらはふらふらだというのに。

女も行き先はわかっていた。
ホテルから空港までは10分とかからない。
車を駐車場に置き二人とも無言のまま、空港ビルへ。
そしてそのまま見学デッキに上がる。
風が強いが晴れ。太陽がまぶしい。
昨日よりはるかに人が少ない。
出会ったところで別れる。
そこで、狂気の時が終わる。
存在しなかった30時間になるのだ。
ゆっくりと望遠鏡の横に立つ。
「ありがとうございました。」
「こちらこそ、忘れられない一日でしたよ、ゆかりさん。」
一瞬、驚いた顔。
だが、どこかで、わめいてしまったことに気づいたようだ。
「いや。忘れて。」
そういうと、唇をぶつけてくる。
激しく吸いあう。
下半身を押し付けてくる。
出会いの時と同じアクション
人目がないのをいいことに抱擁が続く。
舌をからめあい、
歯茎をなめあい、
唾液をかわしながら
タイトミニの中に手を入れる。
ガーターだけでパンティはつけていないから
ストッキングの上に手をずらせば
すぐに激しく濡れだした部分に指が入る。
またあの特有の動きが始まる。
ぐしょぐしょと愛液を吐き出しながら
くねくねと動いて、
中へ中へと引きずり込もうとするのだ。
瞳が濡れている。
唇がまくれ上がっている。
そしてまんこが蠢いている。
当然のように女の手もこちらのズボンに入れられ
ペニスわしづかみにしている。
今度は大きく佇立した。
「ねえ、おちんこください。たちまんこしてください。最後に。」
周囲に人気はない。大胆にならざるを得ない。
スカートをまくりあげると後ろから一気に貫いた。
遠めには二人で望遠鏡を見ているようにしか見えない。
激しく突く。
腰が突き出される。
また突く。
子宮の壁に届くほど奥に送り込む。
フィナーレだった。本当のフィナーレだった。
二人とも短い時間であっという間にのぼりつめた。
「いいんです。いいんです。おまんこがいいんです。」
「かけて、かけて。」
「イきます。イきます。」
そういうと、深いアクメに達する。
ペニスがひくひくと脈打ち
吐精の時に突入してゆく。
もう、無理なはずだったのに
白昼、晴天、戸外という異常な状況に
強烈な射精感がおそう。
ペニスがきつく締められる。
それでいて暖かい愛液に包まれる。
そして、その一瞬が過ぎる。

ふたり同時に最後の最後の悦楽をむさぼったのだ。
望遠鏡にもたれかかって荒い息を吐いている。
異様な出会いは異様な終焉を迎えた。
耳たぶをなめながらささやく。
「さよなら。」
肩で息をしながらつぶやく。
「さよなら。」
そう言いながら振り向いた顔。
このきれいな顔ももう二度とみることはあるまい。
ようやく身体を離すと、ある種の開放感にひたりながら
出口の階段に急いだ。
ふりむかなかった。

現在のそれより、はるかにせまい到着ロビー
九州からのフライトは定刻どおりだった。
両手にいっぱい買い物の袋を抱えて
うれしそうにかけよってくる妻が
こんなにいとおしく感じられたことはなかった。

(この章おわり)

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