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興味深い家訓:人の在り方

2016年02月04日 21:14

戦国大名上杉謙信公の家訓を紹介します。


一、心に物なき時は心広く体 泰(やすらか)なり
(物欲がなければ、心はゆったりとし、体はさわやかである)

一、心に我儘なき時は愛敬失わず
(気ままな振舞いがなければ、愛嬌を失わない)

一、心に欲なき時は義理を行う
(無欲であれば、正しい行い、良識な判断ができる)

一、心に私なき時は疑うことなし
(私心がなければ他人を疑うことがない)

一、心に驕りなき時は人を教う
(驕り高ぶる心がなければ、はじめて人を諭し教えられる)

一、心に誤りなき時は人を畏れず
(心にやましい事がなければ、人を畏れない)

一、心に邪見なき時は人を育つる
(間違った見方がなければ、人が従ってくる)

一、心に貪りなき時は人に諂(へつら)うことなし
(貪欲な気持ちがなければ、おべっかを使う必要がない)

一、心に怒りなき時は言葉和らかなり
(おだやかな心である時は、言葉遣いもやわらかである)

一、心に堪忍ある時は事を調う
(忍耐すれば何事も成就する)

一、心に曇りなき時は心静かなり
(心がすがすがしい時は、人に対しても穏やかである)

一、心に勇みある時は悔やむことなし
(勇気を持っておこなえば、悔やむことはない)

一、心賤しからざる時は願い好まず
(心が豊かであれば、無理な願い事をしない)

一、心に孝行ある時は忠節厚し
(孝行の心があれば忠節心が深い)

一、心に自慢なき時は人の善を知り
(うぬぼれない時は、人の長所や良さがわかる)

一、心に迷いなき時は人を咎めず
(しっかりした信念があれば、人を咎めだてしない)

上杉謙信公家訓十六ケ条」の別名は「宝在心」


「宝は心に在り」という意味です。
家訓の十六箇条すべてが「心」というのも素敵です。
ものごとの出来事や結果ではなく「心」の在り方が大切だと言っています。
今の時代でも100年後の時代でも、おそらくそれは変わらないでしょう。
どんな仕事でも、人間関係においても、最後に行き着くのは「心」であり「人の在り方」ではないでしょうか。
リッツ・カールトンホテル日本支社の支社長だった“高野登”氏は、「お客が去っていく要因」についてこう言います。
・死亡、病気など―――1%
引っ越し―――3%
・知り合いが店を開く―――4%
ライバル店―――9%
・商品に対する不満―――14%
従業員の態度―――69%
ほとんどのお客様は、不満をわざわざ口にせず、黙って離れていきます。
そして、その原因の70%近くは従業員の態度・・・つまり「人として・心」の部分です。
では、人としての成長や心の教育はどうしたら良いのか?
おそらく、「間接暗示」が良いでしょう。
直接、利害関係がある社長上司が言うよりも、第三者が伝えた方が「心にス~っと入りやすい」のです。
たとえ同じことを伝えていたとしても。
時代は変わっても、おさえておきたい「心の教育」、大事ですね♪

このウラログへのコメント

  • kouji 2016年02月04日 23:38

    心をつくるものは何か?
    それは言葉による教育よりもその人の体験だと思います。
    それも子どもの頃の体験が大きく作用しているようです。
    家庭や学校、地域といった環境が大切ですネ
    私はもう手遅れだけど・・・

  • なな♪ 2016年02月25日 14:25

    koujiさん:最近返信遅くなってばかりですね(>_<)
    性格の根っこは3歳くらいまでに大体決まるらしいですね(+o+)

  • kouji 2016年02月25日 20:34

    三つ子の魂百までもっていうけれど、3歳までというと、とかく可愛い、可愛いだけで過ごしてしまうけれど、実はとても大切な時間なんですネ。

    返信が少しぐらい時間がかかったからって気にしない気にしない。

  • なな♪ 2016年03月11日 23:44

    koujiさん:ありがとうございます。私の場合遅れ期間がすごすぎてるかも

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