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ねえだっこして

2013年10月01日 04:19

ねえだっこして

たまたまある絵本の表紙を見つけて
思わず釘付けになった。
お母さんが赤ちゃんを抱えて
幸せそうな姿をさみしそうな瞳で
見つめる一匹の猫。

もう表紙から物語が始まっている!
人を惹きつけるこのパワーが
すごい絵本である。

この絵本トマトさんという
これまた絵本界でブームになった
描き手さんのイラストなのだが
この猫の表情がもうなんとも言えない。

眉毛も涙も一切描かず
写実的な表現でかつ表情がある。
題名にある通りお母さんの愛情
求める切実な目の表情。
すごいとしか表現できない。

実はこの絵本は猫のことではなく
したの子供が生まれた後で上の子が感じる
孤独を猫を通じて表現している。
この作中の猫は平気だと強気になったりするけど
やっぱり生まれた赤ちゃんにお母さんを
取られて拗ねちゃってる。
気を引こうとするけど怒られちゃう。

これを人間では赤ちゃん返りという。
これはメタファーの物語なので
猫が主人公で直接的じゃないけれど
気がついた時の驚きこそがこの絵本
醍醐味だと思う。

オオカミこどもの雨と雪も
あれはそのまま見ると
オオカミオトコの子供なんて
いるわけねーだろ!
となるんだけれど、あれも絵本の比喩
を読み解いていく感じでみないと
本質が掴めない。
私の中ではあれは父性への喚起を
促す作品だと思った。

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