存在のOUTSIDER...

私達の世代は、
EASY RIDERに代表される、OUT SIDER は、
映画、書籍、音楽の世界
今から思うと、
ひどく観念的、心情的な
OUT SIDER だった。

今のフリーターは、
存在そのものからして、
OUT SIDER だろうか。

何も言わない。
勿論仲間同士では、
話す事もあるだろうが
不満なり、愚痴を聞く事はあまりない。

世代間の格差だろうか。
若者たちの不満、抗議が
聞こえて来ない。

失うべき物もないとは思うのに、

失うべき物を持ちすぎたのか。

失う恐れ以前に、
払うべき家賃があるのか、明日の食料か。

未組織のままなら、
声は立ち消える。

組織されたら、
声になるとは思うが...

未組織のままにして置く
のが、戦術の一つ。

消費者であり、
購買者であり
時給労働者である限りで、認められている
存在の OUT CIDER...